断捨離を始めたものの、ある程度まで進んでくると、捨てるペースが鈍ることがあります。断捨離は「どれだけ捨てるか競争」ではないので、「捨て」が止まったっていいのですが、モノが多いことによる“モヤッ”と感がまだまだ残る人は、そこで停滞していてはいけません。
家にいるとモヤモヤする、この部屋にいると何だか落ち着かないというのは、今のあなたにとって不要なものがまだあるよというサインなのですから。
不要なモノ、壊れたモノは捨てたのに、まだすっきりしない…という場合、断捨離水準を一段と下げてみるとよいかもしれません。モノすべてを一度、ゼロベース思考で見直してみましょう。
ドミニック・ローホー『シンプルに生きる ~変哲のないものに喜びをみつけ、味わう』
本文はもちろんすばらしく、シンプルライフのバイブル的存在ですが、わたしは帯裏にある、「ドミニック・ローホーのシンプル主義」にドキッとした一文をみつけました。
いわく、「・自分の家が火事になったと想定し、まずなにを買うべきかリストを作ってみる」。
火事になって、すべて燃えてしまったらー。これほど、ゼロベースから考えられる好例はありませんね。モノが「ある」前提ではなく、何も「ない」ところから、モノを持つ判断をしていくということです。
同じく、帯には、「・一年間一度も使わなかったものは、すべて捨てる」という一文もありまして、この2つができたら、あなたの家の持ち物はたぶん9割方なくなります。たぶん、というのは、わたしがまだできてないからですが…。