あーあ、もっとお金持ちの家に生まれてればなあ。
子どものころ、そんな妄想することありませんでしたか?
わたしはありました、しょっちゅう(笑)。家は貧乏だったもので・・・。
大人になってからですが、お母さん、お父さん、そしておじいちゃん、それぞれの年収が2千万近い、世帯年収数千万という家の子と友だちになりました。
世帯年収数千万て・・・。
どんな暮らしをしているのか、田舎もんのわたしには想像もつきませんでした。
ガリガリ君じゃなくて、毎回ハーゲンダッツ食べられるわーとか?
ともかく、びっくりするとともに、すごくうらやましかったです。
その子は家を離れて、わたしの暮らす田舎で就職していたんですが、こちらの世帯年収は400万とか、500万くらい。
手取りにすれば、300から400くらいですかね、共働きで、ですよ。かけ離れた世界ですよね。
それを知ったその子は、「正直、400万でどうやって生活してるんやろって、思った」そう。
そうでしょうねえ。
でもね、お金って使い方なんです。
いくら年収が高くても、大きな家を建てて、いい車を買って、子どもを私立にやって、毎年海外旅行へ行って。あれも、これも・・・
そうしていると、あっという間に苦しい生活になってしまう。
それよりも、限られたお金を大切に使う。家族で話し合って使い道を考える。
そうして、お金を生かして使っていくのが大事って、今ならわかります。
その友だちの家はお母さんとお父さんの仲が悪くて、けっして幸せな生活を送っていたわけではなかったそう。
最低限の収入(もうちょっと欲しいかな?)は必要だけれども、たぶん、年収1000万を超えたあたりから、お金よりも、家族仲がいいとか、健康であるとか、そういったものが幸せを左右する気がします。