「小さな家計」というのは、むだな支出が少ない家計のことです。
そして、不必要な所有物を減らした家計でもあります。モノを持つと、維持費がかかりますから。
小さな家計は、衝撃に強い。十分な貯金があれば、ですが。
たとえ収入が増えても、生活をふくらませない。
手取りの10~25%の貯金を淡淡と続けることで、リストラや、病気などの衝撃に耐えられる。十分な貯金は、人生の荒波から身を守る防波堤になります。
「ある程度の収入がなければ、貯金もままならない」
「節約には限度があるから、収入を増やした方がいい」という考えもあります。
たしかに、ある程度の収入は必要です。
ただ、「必要な収入」って案外少なくても大丈夫なんです。
断捨離を進めていくと、そう思える。
収入を増やすことを考える前に、生活を小さくすることを優先した方がいい。
大きな暮らし、むだの多い生活は穴の開いたバケツのようなものです。
いくら水(お金)を入れても、ちっとも溜まらない。
バケツの穴をふさぐ前に水(収入)を増やしても、しょうがない。
身の回りからむだをそぎ落とし、自分や家族に有意義な使い方をしていく。
そんな生活は、たとえ注がれる水(収入)はちょっとでも、着実に貯まっていく家計になる。
そんなふうに思います。