置いておくスペースがあると、捨てられない
実家の断捨離をしていた時のこと。
どう見ても使われていないモノたちが押し入れにぎっしり入ってるのです。
なので、母に「これ、使ってないよね? もう捨てない?」と聞いたら・・・
「しまうところがあるんだから、捨てなくていいよ」
と、言われました。
しまうスペースがあるから、入れておく。
すっきりしなかったんですけど、なかなか説得力のある言葉でした。
そして、不要品たちは結局そのまましまわれたままに。
家に帰って、その言葉になぜすっきりできなかったのか、考えてみました。
その言葉には「自分基準」がない
しまうところがあるから、取っておく。
これって、自分にとっての要る・要らない基準ではないですよね。
物理的に置けるから、置いとくってだけで。
なぜ、そういう発想になってしまうのか。
それは、要る・要らないの判断にはエネルギーがいるから。
判断するって、頭を使いますからね。
母は判断にエネルギーを使いたくなかった、または億劫だったんでしょうね。
断捨離は年を取れば取るほど、モノが増えれば増えるほど大変になるのは、そういう理由だと思います。
「捨てる」ことは精神的に消耗する
モノを捨てることは、「もったいない」という感情がからむので、精神的にも消耗しますからねえ。
気力や体力が落ちてくると、判断力も落ちて、モノの処分がますますおっくうになってしまう。
「親家片」よりも、まずは自分のことを
親の家の片付けは「親家片(おやかた)」として一分野を築いているので、やり方はそういった本を参考にしていただければいいでしょう。
わたしは、親を反面教師に、今後も不要品を増やさない生活を心がけよう!って、改めて思いましたよ。