皆さんの周りに、すごくすてきな女性はいませんか?
キラキラしている人をねたんでいた
いつもキラキラしていて、朗らかで、女性にも男性にも好かれるというか、あこがれの的みたいな人。
わたしはいました。
小学校の同級生であったり、中学校の先輩であったり、会社の同僚であったり、いろいろでしたが、常にそういう人がいましたよ。
本人も本当にすてきなんですが、さらに、お金持ちだったり、だんなさんも、子どもも優秀とかね。
そういう、すべてに恵まれた人のように見えました。
そして、そんな人がうらやましくて、しょうがなかったです。
なんで、あの人ばっかり、あんなに恵まれてるの?
それに引き換え、わたしはあれもない、これもない・・・って。
ひがみの塊ですね。
光り輝くほど、影は濃い
でも、30歳を過ぎたころでしょうか、だいぶ遅いですが、あることに気づいたんです。
小学校の時のあの子、そういえば両親が離婚していたっけ。
中学校の時のあの先輩は、過去に重い病気にかかったことがあるって言ってた。
あの同僚の子、同居のお姑さんとうまくいってないって聞いたな。
光り輝く人生を歩んでいるように見えるあの子にも、いろいろ苦労していることがあったのに、そういうことに目を向けてなかったな、と。
みんな、どれほどつらい思いを乗り越えてきたんだろう。
光と影じゃないけど、光り輝いてる分、影も濃いのかもしれません。
薄ぼんやりくらいしか光ってないわたしには、想像もつかないような影(つらいこと)があったのかも。
そんなつらい影の部分を、わたしだったら背負えるかな、と思ったり。
幸と不幸の総量は同じ
美輪明宏さんだったかな?
人間、人生の幸と不幸の総量は同じ、と書いているのを読んだことがあります。
本当にそうだな、と。
その言葉を知って、人の見方が変わり、単純に人をうらやむことがなくなりました。
人間のおもて面だけ見てたら、決してわからないことがある。
こういうことがわかるようになっただけでも、長く生きててよかったなあと思います。