収入に応じて支出が増える不思議
以前から不思議に思ってました。
人はなぜ、収入に応じて支出が増えてしまうのか。
1つ仮説を立ててみました。
これは原始時代の名残なのではないか、と。
原始時代、食べ物の備蓄は難しかった
どういうことかというと、わたしたち人類が長い時間を過ごした原始時代(正確には「旧石器時代」ですね)、一部の保存性のよいもの以外は、食べ物を貯めておくことができませんでした。
保存技術もほとんどありませんでしたしね。
なので、人類はたくさん食べ物にありつけた日はたくさん食べ、その他の日は空腹に耐えていたんじゃないかと想像します。
保存技術のなかった当時、これは正しい行動でした。
食べられる時に食べておかなければ、腐ってしまいますから。
そして、貯金に関心のない人の脳内は、失礼ながら、この時代のままになっているんじゃないか。
お金を取っておいて何になる?
どういうことかというと、現代のお給料を原始時代の食料に置き換えてみると、同じに感じるんです。
お給料(食料)が手に入ったら、ギリギリいっぱいいっぱいまで使って(食べて)しまう。貯金(保存)に回るのはほんのちょっとだけ。
お金を取っておいて何になる? 今を楽しもう。
来月また手に入るんだから、あるだけ使っても大丈夫って。
お金は腐らない
今はもちろん、原始時代ではありません。
そして、お金は腐らないし、備蓄(貯金)できます。
でも、貯金に興味がない人にとっては、お金は入ったら入っただけ使うものーという回路のままのように思います。
なので、収入が増えれば増えるほど使ってしまうのでは?
いわば、本能のままに行動してしまっている。
だから、お給料をギリギリまで使ってしまう・・・。
「備蓄したい」という欲求もあるはずなのに
以上、なぜ人はお給料をいっぱいいっぱいまで使ってしまうのかーの仮説でした。
本当のところ、どうなんでしょう。
行動経済学あたりで、答えが出てるのかな。
ま、備蓄に興味がなければ、あるだけ使ってしまいますよね。ある意味当たり前か。
でもね、リスクに備えるため、人間には「保存したい」「備蓄したい」という強い欲求もあると思うんです。
あえて、その欲求に逆らっているのかなあ。
突拍子もない仮説を書いてみましたが、いかがでしょうか。
お付き合いいただいてありがとうございます。
こういうこと考えてると、楽しいんです。
人間て不思議な面がたくさんありますからね。