友人のAちゃんは心配性で、保険にたくさん入っています。
死亡保障だけでも、だんなさんが3000万、そして、Aちゃん自身のはそれより多い4000万でした。
どうして、だんなさんより多いの?と聞いたら(Aちゃんは専業主婦です)、独身時代からのがそのままとのこと。
(独身の時は死亡保障は不要だし、つけても500万くらいでいいと思うんですが・・・)
そんなわけで、だんなさん分と合わせると、年間保険料は50万を超えるそう。
団信入ってるし(住宅ローンを組んでいるため)、子どもは2人だけだし、だんなさんの、もう少し死亡保障減らしてもいいんじゃないかなあ、Aちゃんのはもっと減らしていいよ、と感想を言いました。
そしたらAちゃんは、だんなは事故の多い仕事(長距離トラックドライバー)で心配だから、多めにかけてる。
自分の分は、子どもがまだ小さい(下の子は3歳)から、自分に何かあったら、お金かかるだろうから、と言うのです。
それについては、仕事中の事故なら労災の対象になるし、万が一の時は遺族年金(Aちゃんちは、月10数万円になるかな?)があるよ。
Aちゃんに何かあったとしても、残された家族でそれぞれ助け合えば何とかなるんじゃない?(Aちゃんのお母さんも同居してます)と答えました。
保険証券も見せてもらったのですが、終身タイプの複雑な契約で、わかりにくい。
特約もついてるし。
ただ、保障内容の割に、保険料高いなと思いました。
利率と解約返戻金の額もわからないので、素人のわたしには解約すべきなのかどうかまでは判断がつきかねたので、専門家(有料のファイナンシャルプランナー)に一度見てもらったらーと、その日は提案するにとどまりました。
Aちゃんの心配性は、悪いことではないと思うんです。
ふだんのお出かけの時も、「もし、こうなったらどうしよう?」と考えて持ち物を用意するタイプ。あまり、いろいろ心配しないタイプのわたしは、Aちゃんの持ってきたそれらに助けられることもあります。
ただ、日本には高額療養費や遺族年金の仕組みもありますし、民間保険で手厚く備える必要はほとんどないのでは。
(子どもが小さい、貯金がほとんどない場合を除いて。あ、Aちゃんちは当てはまります・・・。)
やっぱり今は手厚い保障が必要な時期なのかな。
その場合でも、終身保険ではなく、逓減定期保険に加入しておけば十分でしょう。
心配性だけど、国の制度に疎いし、知ろうとしないと、保険業界のいいカモになってしまいます。
後日、とりあえず、自分の分の死亡保障は減額するよと話していたAちゃん。
住宅ローンと保険料の支払いに追われるAちゃんの生活が、少しでも楽になればいいなあと思います。