雑誌の家計診断を見ていると、「妻小遣い 0円」となっている時があります。
果たしてこれは本当なんでしょうか。
「0円」はあり得ない
わたしは、これは「ない」と思います。
大人1人が暮らす中で、ひと月0円はあり得ない。
(よほどの非常事態時や、低収入過ぎる場合を除いて)
「0円」の理由は
では、なぜ「妻小遣い 0円」になっているのか。
その理由を考えてみました。
1つは、妻小遣いを今まで貯めた自分の貯金から出しているのでは。
これだと、家計簿上には出てきません(貯金は減りますが)。
わたしは最近そうです。
毎月1万円くらい使っていますが、家計からではなく、自分の貯金から出してます。
(家計から出すのは厳しいからですが、このやり方も変えていかないといけないでしょうね。ずっと貯金から出していくわけにはいかないので)
雑誌の「妻小遣い 0円」の人の中には、こういう人もいるのではないでしょうか。
2つめは、家計費から出しているから。
実はこれ、多いんじゃないでしょうか。
お小遣いで買うべきなのに、ぜーんぶ家計費扱いっていうのが。
ママ友との食事は「外食費」や「交際費」から。
化粧品や美容院代は「理容代」や「雑費」で。
つい買ってしまう雑誌や本、習い事代は「教養費」として。
自分だけが食べる健康食品やお菓子、スイーツは「食費」と一緒くた!
自分に関する出費は、こんなふうにばらして、分散させてしまえばいい。
たしかに、家計簿には出てきませんね。
自分がいくら使っているかわからない
でも、これだと、果たして自分はいくら使っているのかがわかりません。
それは、家計にとってよくないです。
友だちがこのパターンになってるかも・・・と思うことがあるのです。
彼女も「お小遣いなんてもらってないよー」と言うのですが、
「それじゃ、今食べているランチは何代なんだろう?」と(ファミレスでのことです)。
化粧もしてるし。
そう言ったら、「え? 化粧品もお小遣い?」って驚いてました。
うん、お小遣いだね。
「自分だけしか使わないものは、基本お小遣いからだよ」と。
案外、自覚なく家計費から使ってしまっているのかもしれません。
金額が決まっていると、使い方を考えるようになる
わたしは無職になって収入がなくなってから、「自腹お小遣い」なので、使い道がとーってもシビアになりました。
その点、ある程度収入があった方がよいですが、お金の使い方をよく考えるようになったのはよかったなあと思います。
今0円の人も、無自覚に家計から使い込んでしまうより、専業主婦のお小遣いの目安とされる「手取り収入の2~3%」をしっかりもらった方が、家計上いいですね。
毎月のお給料は、だんなさんが一生懸命働いて稼いできてくれたお金。
大事に使っていきたいです。