家計管理のキモは、「特別支出」にあります。
特別支出が家計を複雑にする
毎月の支出額って、そんなに変わりなくないですか。
そういう意味で生活費のほとんどが固定費といっていいのでは。
毎月同じ額ならば、誰でもかんたんに家計を管理できますよね。
でも、実際は違う。
大幅な黒字の月もあれば、赤字の月もあったり。
それはなぜかというと、「特別支出」があるから。
これが毎月の支出を大きく変動させてしまう原因です。
そして、家計のやりくりが複雑になってしまう・・・。
特別支出で貯金を崩してしまう
特別支出は毎月あるわけではないし、金額が大きかったりして、本当に扱いがやっかいです。
わたしの家計管理がうまくいかなかったころの原因は、特別支出にありました。
年間でどれくらい特別支出が発生しているのかを把握してませんでしたし、今年1年でどんな出費があるだろうか見通すことができなかった。
毎月やりくりをがんばって、「今月も黒字にできた」と喜んでいても、年間ではなぜか、予定貯蓄額に到達しない・・・。
(わが家はボーナスがほとんどないので、「ボーナス払い」ができません)
そんな状態だったんです。
毎月貯金していても、特別支出で崩していたんですね。
家計簿を分析する習慣がなかったので、それがわかるまで何年もかかりました(かかり過ぎ)。
特別支出の「固定化」でストレスを減らす
というわけで、毎月ちゃんと貯金しているのに、年間では貯蓄が思ったより増えていない―という人は、特別支出を「安定」させてしまいましょう。
その方法は、各家庭で違ってくるでしょうけれど、わが家はこうやってます。
わが家のやり方は、「年間でかかる特別支出を計算し、毎月積み立てる」です。
こうすることで、家計のでこぼこがなくなり、月々の支出が安定します。
年間でかかる特別支出を多めに見積もることが成功のポイントですね。
思ってもみなかった出費が発生することもありますから。
それでも、だいたいの特別支出は予想がつくものです。
お金に振り回されなくなると、貯金が増える
振り返ってみると、わが家が安定して貯金ができるようになったのは、特別支出に振り回されなくなってからでした。
毎月積み立てることで、複雑なやりくりに悩まされずに済み、ストレスが溜まりません。
シンプルな家計が一番です。
家計のやりくりという「ゲーム」を攻略するためにも、特別支出の扱いにフォーカスしてみて下さい。
きっと成果が出ると思いますよ。