貯まらないけれど仲のいい家族、貯まるけれど険悪な雰囲気の家族。
ある意味、究極のこの選択、あなたなら、どちらを選びますか?
ママ友の家は「貯まらないけれど、仲のいい家族」
なぜこんな質問をしたかというと、ママ友の家は「貯まらないけれど、仲のいい家族」なんだなあと思ったからです。
友人は、本当に優しくて家族思いのママさんです。
なので、だんなさん関連の出費は全般的に、「これぐらいいいよ。これを削っちゃったら、かわいそうだしね」というスタンス。
子どもの支出についても、たとえば、食事に関しては「買ってきたお惣菜の方が喜ぶから、高いけど買ってきている。食の楽しみがなくなったらかわいそうだから」。
支出は何でも削ればいいってわけじゃない
たしかに、ママ友のいう通りなんですよね。
だんなさん関連の支出(特におこづかい)を削ると、働く意欲をなくしそうだし、育ち盛りの子どもは食べることが一番の楽しみだろうし。
そこは、なかなか手を付けづらい・・・。
(手を付けなくていいのかも)
優先させる支出は1つに絞る
ただ、実感として、一般的な収入の場合、優先させる支出項目は1つにした方がいいと思うのです。
だんなさんが・・・、子どもの食事が・・・と、2つも3つもあると、家計は苦しくなる。
何か1つ優先する支出があるのなら、他の費目は抑える。
そんな、「メリハリ家計」にしないと、なかなか貯まりません。
優しいママさんである友人は残念なことに(そして、当然ながら)、「ほんとに、お金がない」が口癖なのです・・・。
貯まるけれど険悪な雰囲気の家族
それでは、真逆の「貯まるけれど険悪な雰囲気の家族」とはどんななのでしょうか。
はい、これ以前のわが家でした(汗)
(今はそうではないと思いたい)
節約に燃えている家庭にありがちなんじゃないでしょうか。
お母さんは節約の鬼になっていて、他の家族はうんざりっていう。
わが家も例外ではなく、家庭内がギスギスしておりました。
「むだ」な支出を削りに削って、貯金は少しずつ増えていく。
でも、家族からは「お母さんはケチ」と思われていて、不満がいっぱいで・・・。
そんな状態でも、貯金は順調に増えていくので、行き過ぎた節約であってもなかなか止められないんですよ。
「節約病」にかかっていたのですね。
節約病を直して、ほどほどの生活に
節約のし過ぎは病気の状態だと思います。
自分ではなかなかわからないのですが・・・。
家族の反発が増えたり、日常生活に楽しみがなくなったりといった「症状」が出てくることで、過度な節約をしていたことがわかりました。
「これではいけない・・・」と反省するようになって、わたしは節約病が直ったように思います。
そして、節約病が治癒したら、自分も家族も楽になりましたよ。
(倹約生活を否定するものではありません。ここで言っているのは、自分も周りも苦しくなるような節約生活のあり方です)
使うところは使う、必要なものは買う―。
こんな当たり前のことができるようになって、本当に楽になりました。
悪い意味での「ケチ」は治ったように思います。
しかし、仲がいいだけじゃ貯まらない
家族仲がいいって、すばらしいと思います。
特に子どもにとっては、うれしいことですよね。
しかし、仲がいいだけでは貯まらないというのもまた事実。
時間をかけて価値観の間合いを詰めていく
家族といえども、一人ひとり別の人間ですから、価値観もそれぞれ違いますよね。
だから、貯金もしつつ、こんなふうなお金の使い方なら、家族全員がまあまあ満足できるという落としどころを見つけていくには・・・。
話し合いができる家は話し合って、支出の優先順位をつけていく。
家計管理に関心がなかったり、協力が得られそうになかったら、家計を任されている人が少しずつ調整していく。
結局、そんなふうにして価値観の間合いを詰めていくような、そんな地道な作業しかないように思います。
理想は「仲もいいし、お金も貯まる家」
時間をかけて、そんな作業を繰り返すうちに「仲もいいし、お金も貯まる家」になれるはず、と思いますが、どうでしょうか。
優しいママ友の家も「仲がよくて、お金も貯まる家」になってほしいなあ。
わが家ももう少し価値観のすり合わせ、がんばりたいです。