昔は、何でもかんでも、「みんなと一緒」「これくらい、人並みでしょ」の他人軸消費をしていました。
そして、それはやっぱりお金が残らなかったです。
他人軸消費はメタボ家計になりやすい
当然といえば当然ですが、他人軸消費って、メタボ家計になりやすいです。
基準が「人並みに」なので、すべての支出が多くなりがち。
(「人」って、具体的には誰?)
具体的に見ていくと・・・
当時の考えで、今どきの支出に1つ1つ当てはめていくと、こんな感じになります。
( )内は今のわたしの考え。
通信費→「スマホは今どき持ってて当り前よね~」。
(格安スマホを検討せず、夫婦でキャリアだったりすると、大変なことになりますね。)
住宅費→子どもが生まれるから、家を建てよう(新築で)。
(「中古でリノベーション」とか「スモールハウス」も選択肢に入れると、その後の資金繰り(やりくり)がだいぶ楽になるはず。)
子ども費(教育費)→これは絶対削れない、子どもの将来がかかっているんだもの。あの塾に入れて、この習い事も続けさせたいなー、本人のやる気はいまいちだけど・・・。
(教育費に手を付けるのは本当に難しいですよね。子どもの可能性を伸ばしてあげたいし。
しかし、あれもこれもだと教育費が膨大に。
本人のやる気がない習い事は断捨離、ですかね。)
車費→子どもも増えたし、大きな車じゃないとね。もちろん、新車で。
(車は金食い虫なので、大きさと台数、そもそも保有するのかどうかも検討すべき。)
生命保険料→子どもも生まれたし、保障はたくさんつけなきゃ。
(遺族年金や高額療養費制度など社会保障をまず調べましょう。お得過ぎる・・・。)
無意識だから「メタボ家計」になる
ところどころ、一般的なのかなと思う支出理由も付け足してみましたが、どうでしょう。
こんなにダラダラな支出の家はそうそうないと思いますが、どれもありがちな理由なので、気を付けないと家計には贅肉がつきやすいってことですね。
これね、文章にすると、「なんてメタボな家計!」って思うけれど、本人は無意識なのですよ。
あまり、意識しないで支出している。
無意識だから使ってしまう。
だから、「あれ、生活苦しい?」ってなるまで、支出の多さに気づかなかったりするんですよね(かつての自分のことです・・・)。
いろいろ思うところあって、ミニマリスト系節約生活を送るようになるまで、実際わたしは気づかなかったですよ(汗)
あー、なんて、むだの多い生活を送っていたんだろう。
意識して消費してみる
そんなわたしでしたが、貯金が増えないことを疑問に思ったり、本を読んで学んだりながら価値観が変わっていきました。
「これを買うと、自分はどうなんだろう」って意識するようになったのです。
払ったお金の分だけ、満足できるのか?と。
自分軸ができれば、貯金はかんたん(なはず)
そうです、自分軸ができてきたのです。
そうしたら、「今流行ってるけど、自分は今必要ない」って思うことが増え・・・
モノを買う回数も、むだに多く(保障や機能、性能も含む)欲しがることも少なくなって、結果的に多くのお金が残るようになりました。
こうしてみると、お金を貯めるって、ある意味かんたんなことです。
他人軸から自分軸に価値観を変えるだけです。