共働きなのになぜか、貯金できない。
大きな借金(住宅ローンや車のローン、奨学金返済など)を抱えているわけでもないのに、なぜかお金が残らない・・・。
「必要なもの」だけ買っていれば、貯金はかんたん
その理由はかんたん。必要なもの以外のものを(たくさん)買っているからです。
必要なものだけ買うようにしたら、貯金なんてかんたんです。
少なくともわが家はそうでした。
「必要なもの」は本当に少ない
なぜかというと、生活に必要なものはびっくりするくらい少ないから。
わが家の場合、以前の買い物は半分以上、いや7割~8割は「欲しいもの」に過ぎなかったのでした。
なので、「必要なもの」だけを買うスタイルにしていけば(そして、分不相応に高いものを買わなければ)、自然とお金は残っていくはず。
大きな借金がある場合は、別の対策が必要ですが・・・。
「必要なもの」の目盛りをどこに持っていくか
ここで、大事なのが「必要」の基準。
これは各家庭でかなり違うので、話し合いが必要だと思います。
生活水準の違いも大きい。
まず、「欲しい」と「必要」の見分けが難しいのです。
自分から見たら「必要」なものが、他の家族から見たら「欲しいだけのモノ」に見える。
なので、とりあえず、究極の「必要なもの」(ないと生存できないもの)に、少しずつ「必要と思われるもの」を足していくところから始めたらいいと思います。
生存に必要なもの(水、食料、最低限の衣類)+必要と思われるものという感じで。
ここまで目盛りを下げれば、支出は限られますね。
まあ、よほど生活がひっ迫しているか、ストイックに極めたい人以外はここまで下げなくてもいいでしょうけれど、一度期限を決めて(1週間とか、1か月とか)ゲーム感覚で取り組んでみるのもおもしろいかもしれません。
ゆるいルールから始めてみる
シフトし始めはある程度ゆるいルールを作って、それを守ればいいと思います。
わたしの場合は、まず「必要」なのか「欲しいだけ」なのかを選別するところからだったので(何が必要で、何が欲しいだけのものなのか、よくわかっていなかった)、最初は「1万円以上のものは1か月以上考えてから買う」といったルールを作っていました。
こんな程度の決まりでも、消費のブレーキになるんですよ。
消費にまっしぐらの自分を抑えるというか、いったん立ち止まるクセをつけるのに効果的。
時間をかけると、欲しくなくなるものが多い
そこからだんだんハードルを上げて、「1000円以上のものは3回お店に通ってから買う」ルールなんていう時期もありましたっけ。
そうすると、たいていのものは「あ、いらないな」って脱落していく(笑)。
こうして時間をかけることで、我慢、我慢じゃなくて、自然と「必要ないな」って思えるので、そんなにしんどくなかったです。
そうして買ったのものは愛着があるから、大事に使います。
この「ネスカフェ バリスタ」は、2年越しで買うことにしたものです。
コーヒーメーカーはなくても死なないですけど、本当に欲しいものは
時間のフィルターをくぐり抜けて、「必要なもの」になることもあるんですよね。
今年の冬はバリスタで入れたカプチーノを楽しんでいました。
いきなりの「消費の断食」はリバウンドする
貯金したいがために、いきなり「これから、何も買わないぞー」って張り切るのはだめです。やめた方がいい。
(期限を決めて、ゲーム感覚でチャレンジするのはOK)
今まで好き放題食べていた人が、いきなり断食するようなものなので・・・。
間違いなくリバウンドします。
わたしは思いっきりリバウンドしましたから(汗)
消費体質の改善は少しずつ、少しずつですね。
消費体質の改善は断捨離と合わせて行う
消費体質の改善は、断捨離と並行して進めるのがおすすめです。
やはり、心が散らかったままで「必要」と「欲しい」を見極めるのは難しいので。
部屋がきれいになると、心も落ち着くので、見極めやすくなります。
わたしの場合、部屋がきれいになってくるにつれ、消費欲が収まっていきました。
部屋が散らかっていると、気が散って、あれこれ欲しくなるんですよねー。
やっぱり貯金はかんたん
今は「人はなんで貯金できないの?」っていえるくらいになりましたが、こうしてみると、自分も四苦八苦してここまでの境地?に達したことが改めてわかりました。
無理すると大変だし、挫折しちゃうけれど、ゲーム感覚で楽しみながらなら誰でもできると思います。
お金が足りなくてお金に振り回される生活から、落ち着いた生活になるし、自然に貯まるようになるので、気持ちに余裕が出てきますよ。
少しずつ、「欲しいから買う」をやめて、「必要なものを買う」にシフトしてみませんか。