『闇金ウシジマくん』をやっと読めるようになりました。精神的に、という意味で。
メンタルが弱っている時には読めない漫画
読んだことのある人はご存知のように、えぐい内容が多いので、「ためになるなあ」と思いつつ、わたしにとっては、メンタルが丈夫な時でないと読めない漫画なのです。
なので、「ウシジマくんが読めるわたし=メンタル、まあまあ元気」というバロメーターになるのです。
ここ数年、家族にいろいろあり、ウシジマくんを読みたいと思うことすらなかったので、だいぶ元気になってきた証拠だなとうれしくなっちゃいました。
u-nextから付与されたポイントで27巻を読んで、久々だったせいもあり、おもしろくて、続きはTSUTAYAでレンタル(u-nextだと1冊500円だけど、レンタルなら1冊50円で借りられるので、めんどうだけど店舗まで行った)。
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『洗脳くん』編は、「北九州監禁殺人事件」を元に、洗脳の恐怖を描いていきます。かなり強烈な描写ですけど、実際の事件を調べると、ずっとマシだなって思います。
最後は丑嶋のぶれなさが被害者を救う形になっているし。
この話の中に入り込むと、何が「正義」かわからなくなります・・・。
ウシジマくん取材協力者がすごい
今回初めて気が付いたんですけど、『ウシジマくん』て、取材協力者がすごいのですね。
28巻『洗脳くん』編の取材協力者の1人は苫米地英人、30巻『フリーエージェントくん』編は与沢翼(キャラの絵がそのまんまですから、すぐわかりますが)。
第一人者をはじめ、多くの人に取材を重ねているから、リアリティがあるわけです。
ウシジマくん名言
『ウシジマくん』には、名言が多いです。
29巻『中年会社員くん』編には、「金が全てじゃねえが、全てに金が必要だ」というセリフも。
『ウシジマくん』は、あのホリエモンも押しているんですよねえ。
堀江貴文『人生はカネじゃない!』
お金を使ってもむなしさは消えない
『ウシジマくん』を読むと、お金を通して、「人間の寂しさ」を描いているように思えます。
寂しい人が寂しさを埋めようとしてお金で「何か」を買おうとするけれど、むなしさは消えないんですよね。
そして、最終的に大切なものを失ってしまう。
メンタルが元気かチェックできる漫画
読後感が悪いことも多い『ウシジマくん』だから、元気がない時は読みたいと思えません。
けれど、今回読んでみて、やっぱり勉強になるので、いつでも読めるようなメンタル状態でいたい、また、そのような状態を保っていたいと思いました。
『ウシジマくん』を手に取ることができる時は、メンタルが元気な証拠なので、わたしにとっては心の元気度を測る機会なのです。
子どもには読ませたくない?
世の中生きていくに必要な知識が詰まっている『ウシジマくん』なので、「子どもに絶対読ませたいわー」って言ったら、ママ友に「え、それはちょっと・・・」と引かれました(汗)。
ちょっと(だいぶ)グロい場面もあるけれど、お金を通して世の中を学べるいい漫画だと思いますけどね。
『インベスターZ』『ナニワ金融道』『カイジ』(どれもちゃんと読んだことはありませんが)もいいと思うのですが、それよりも、若い子にはとっつきやすい絵かと。
子どもには、もう少し大きくなったら、ホラハラ(ホラーハラスメント)にならない程度にそれとなくおすすめしてみようと思います。
漫画より現実の方が怖いのだから・・・。