ひきこもり気味のセミリタイア的専業主婦でも、たまには外の空気を吸いたくなります(日々の買い出しは除く)。
田舎には立ち寄れるところが少ない
そんな時困るのが、田舎にはふらりと立ち寄れる「おしゃれスポット」がないこと。
個人経営の喫茶店はあるけれど、平日昼間だとお客さんがいなさ過ぎて、店主と2人きり・・・。
気づまりだったりするのです。
ミスドさえないこの辺り、スタバなどのコーヒーチェーン店は望むべくもなく。
意外に使える!公共施設のスペース
そんな環境で貴重なのが、公共施設内の休憩スペースだったりします。
この日始めて入ったこの施設(できてまだ日が浅い)、本や「意識高い系」の雑誌も置いてあって、なかなかいい雰囲気。
お客さんも3人いたし。
公共施設内とはいえ、ここは喫茶コーナーなので、コーヒーも350円とふつうのお値段しました。
本当は100円の「延命茶」にしようと思ったのですが、いい大人が100円じゃいけないかな?などと思い(人の視線を気にしている)、がんばってコーヒーにしました(笑)
こういうのも「記号消費」なんでしょうか。
関連記事:見栄で買ったブランド品を手放した。大人になると「記号」消費に踊らされて、お金を失ってしまう。
差額の250円分、日本経済に貢献したけれど、今月のおこづかいが既に厳しいのに無理してしまった・・・。
買い物の九割は失敗です
さて、本棚に並ぶ本の中で目に付いたのが、岸本葉子さんの『買い物の九割は失敗です』。
さすがエッセイの名手、「買って失敗しちゃった商品」をおもしろおかしく紹介しています。
このシリーズは人気なようで、本作が4作目とのこと。
みんな、他人の買い物の失敗は興味あるのねー。
限られた時間だったので、5~6章しか読めなかったけれど、どれも「あるある」で共感できたなあ。
「ルンバ」など、具体的な商品名が出ていて、実際に著者が体験しているのでおもしろいのでしょうね。
失敗しがちなものとしてはやはり、「定期購入」ものが多い印象。
定期購入で申し込むと1本当たりお得に買え、途中解約もOK、返金します-というのならば、たいていの人はこの形で申し込むのでは。
そして、途中から使わなくなっても、解約という手間がめんどくさくてそのまま・・・という人も多いはず。
宅配レンタルDVDや会員制のジムとか、これに当てはまりますね。
人のやる気や趣味はどんどん変わります。
「もういらない(やらない)な」と思った時点でやめる手間を惜しむと、一見安く買ったつもりが高くついてしまいます。
その辺の心の機微をこまやかに描いていて、おもしろかったですよ。
お店で100円引きクーポンをもらったので、続きはまたの機会に読みに来ようかな(値引きクーポンに弱い)。
・・・いやいや、お店の戦略に乗らず、図書館で探そうっと。
外に出かけると新たな出会いがあるものです。
ちょっと気晴らしができました。