みなさんは貯蓄の目標額ってありますか。
金額は各家庭でそれぞれでしょうね。
老後のために5000万はないと。いや、うちは1億目指していますーなど、さまざまでしょう。
目標額達成で空虚感に捕らわれた
わが家は、田舎暮らし、子どもは1人、家は中古でいい、粗食、そんなに教育費をかけるつもりはないという世帯なので、とりあえず1000万あればいい。
そう考えてがむしゃらにがんばり、「貯金1000万」を達成しました。
そして、なんやかんやで最近2000万を突破したのです。
うれしくて、満足感でいっぱいだったのですが・・・
しばらくして、目標がなくなった空虚感に襲われるように。
「その後どうしたいか」が見えない状況です。
これ以上貯めてどうする?
「お金使えない症候群」患者です
今は、目標を達成した燃え尽き症候群と、節約の反動で陥ったお金使えない症候群を抱え(少しはよくなってきた)、あまり健康的な状態ではありません。
大事なのは、どう使うかなのに。
関連記事:必要なモノさえ買わなくなるのは「節約病」。お金が使えなくなる状態を防ごう。
関連記事:節約燃えつき症候群? 何のためにお金を貯めてるのか、わからなくなった。
毎日の生活にお金を使ってみる
それでも、毎日の生活に必要なものに少しはお金をかけていこうと思うようになり、以前よりは使えるようになりました。
関連記事:【お金の使い方】今の課題は、お金の持つ「豊かさ」を感じること
この言葉でお金を使えるようになった
最近、この言葉を(心の中で)つぶやくと、お金が使えるようになりました。
どうせ、いつか死んじゃうんだから。
使う時は使わないとね。
すごくネガティブでしょう?
不快に思われる方もいるかもしれません。
でも、節約が身に沁みすぎて「お金を使わないのが普通」になってしまった自分には、とても効く言葉なのです。
あ、お金使わなきゃ、と思える。
楽しむために貯めてきたことを思い出させてくれる言葉。
ちなみに日曜日の昨夜は、家族の希望を聞いてジンギスカンにしました。しめて800円也。
これでも家族は大喜びでした。
安い(笑)
お金を使おうと意識しなければ、冷蔵庫にあるとりムネ肉で夕飯だったろうから、これでも一歩前進なのです。
60代で亡くなった知人
意識しなきゃお金を使えないなんて、昔の自分からは想像もつきませんでした。
貯めるのも大事だけれど、使うの(使い方)はもっと大事ー。
いつまでも元気で生きていられるわけではないのだから。
先週の土曜日に、67歳で亡くなった知人のお参りに行って、そんなことを思いました。
もっと生きたかっただろうなあ・・・。
知人の無念さを思うと同時に、自分のお金の使い方を振り返るきっかけにもなりました。