わたしは専業主婦ですが、毎日のご飯つくりなんて、要点を押さえれば「適当でいい」と思っています。
料理は基本の「調理」と「調味」ができていればいい
わたしが思う要点、それは、この2つだけ。
・食材にしっかり火を通す(調理)
・塩分濃度を守る(調味)
です。
え、これだけ?
これだけなんです。
「料理」というほどではないですね、「調理」(食べられるように加工する)レベル(笑)
生焼けだと食中毒の危険がありますし、当り前ですがおいしくないので、そこは気を付けるとして、これなら誰でもかんたんにできる。
最近はフライパン+ふた(ガラス製の重いもの)を使った「蒸し焼き調理」が好きで、よくやっています。
弱火~中火で、できるだけゆっくり加熱すると素材のうまみが出てくるんですよね。
水島弘史シェフの科学調理
「調味」段階で大事なのは、塩分濃度です。
これを0.8%にすれば、おいしい料理になります。
水島弘史シェフの「ロジカルクッキング」を知って、食事作りが本当に楽に、そして、おいしくなりました!(自分比)
といっても、わたしが実践しているのは、
・料理に強火はいらない(弱火~中火でOK)
・塩分は総重量の0.8%がおいしい
の2点だけ(汗)
でも、この2つを守るだけで味がばっちり決まるし、料理がおいしくなるんですよー。
味付けの塩分濃度0.8%というのは、体内の塩分濃度が0.85%ですから、これより少し塩分控えめなくらいですね。これが、人間が「おいしい」と感じるレベル。
わが家は薄味なのかな?
「総重量の0.8%」だと汁物は塩辛く感じるので、汁物の時は水分量の0.8%+αで計算してます。
この調理法にはまった勝間和代さんによると、塩分は「醤油なら大さじ1で2.5g、味噌なら2g、塩だと小さじ1で5g」とのこと。
この目安を知って、味付けがぐんと楽になりましたよー。
昨日の夕飯
ちなみに夕べ作ったご飯はこれ。
おから入りチキンナゲットと、底まで具がたっぷりのみそ汁。
鶏ひき肉やおからのパッケージには重量が記載されてますから、そこに玉ねぎや卵(卵1個は約50g)の重さを足し合わせて、塩分を計算します。
昨日のは、鶏ひき肉約200g+おから約100g+その他100gだったので、総重量約400g。
なので、塩は400g×0.8%で約3g入れればいいわけです。
仕上げにケチャップをかけたかったので、塩は少し少なめにしてみました。
重さの記載のないものも、1つ1つ計らなくても、慣れれば目分量でだいたいの重さがわかるようになりますよ。
夕べはこのナゲットにちぎったレタスを付け合わせただけの簡素な夕飯ですが、上記2点を守れば、そこそこおいしい食事ができ上がります。
料理は科学だ!
先ほどの勝間さんの「醤油は~」の目安を知ってから、味付け(塩分調味)が自在にできるようになりました。
塩をベースに、風味がほしいから醤油も使おうとかね。
トータルで塩分濃度0.8%になりさえすればいいのです。
今まで、塩味は適当につけていたので、餃子とか、今回のチキンナゲットなど、途中で味見ができないメニューは、毎度出来具合にばらつきがありました。
「ん? 今回のは味が薄かったね・・・」といった残念な失敗はなくなるので、科学調理はぜひ学ぶといいです。
50℃からミオシンが、66℃からアクチンが変性し始めるから、内部温度を50℃から65℃に保てば、肉はおいしく焼けるといった理屈が好きな人、「料理は科学実験だね♪」というノリの人にはぴったりだと思いますよ。
たとえ愛情が薄くても、料理はおいしくできる・・・(笑)
愛情もかけなけりゃ、時間もかけない
ちなみにわたしは夕飯作りは30分以上かけないことにしています。
だって、10分で食べ終わってしまうのだから。
だんなさんは早食いなのです(わたしと子どもは20分くらいかけて食べてる)。
10分で食べてしまうのに、1時間かけて作るのはありえない・・・。
時間対効果が悪すぎて、むなしいです。
まあ日常のご飯なんて、基本のものをきちんと作りさえすればいいんですよ。
関連記事:三菜も必要なの? 土井善晴さんの「一汁一菜でいい」は食事作りの「断捨離」だ。
土井さんに、とっても励まされました。
食事作りは30分、ケ(日常)の食事は一汁一菜、火をしっかり通す&塩分濃度0.8%。
わが家はこれだけでいいとわかってから、夕食作りのプレッシャーから解放されました。
もともと大したものを作ってませんでしたけども・・・。
わが家は「料理には愛情もかけなけりゃ、時間もかけない」、これでいこうと思います。