そう言われればそうかも。

日常での気づきや「おもしろい!」と思ったこと、断捨離やお金のことなども。

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「ダメ」なりに生きていく。女性が長く会社で働くには。深澤真紀✖津村記久子『ダメをみがく〝女子〟の呪いを解く方法』

いやー、こういう人生の先輩が欲しかった!

 

『ダメをみがく〝女子〟の呪いを解く方法』 

深澤真紀さんと津村記久子さんの対談本。

4年も前の本なのに、なぜか図書館の新刊本コーナーに置かれていたもの(汗)

 

ダメな自分を受け入れて、社会をサバイブしていく。

こういうフェミニズムのあり方もあるんだな・・・。

 

なんだかんだ言っても、上野千鶴子さんはエリートですからね。

著者の二人も売れっ子コラムニストと芥川賞作家だから、エリートといえばエリートだけれども・・・。

 

小見出しがすでにおもしろい 

「ダメな時期がいつきてもいいように、他人のダメも生温かく見守る」

この小見出しおもしろくないですか?

生温かく(笑)

 

タイトルで思わず手に取った本でしたが、中身も絶妙な見出しが並んでいて、あれもこれも読みたいと思わせてくれました。

読んでみたいと思わせる小見出しに、読みやすい構成。

この辺は編集者の力量なんですかね。

 

工夫マニアの2人による「ダメ」話

「ダメ」と一口に言っても、いろんなダメがありますよね。

2人は、女子力がいかにないか、どうしても合わない家族との付き合い方、仕事の人間関係など様々な「ダメ」について、工夫によってやり過ごしてきた経験を語ってくれていて、それがありがたい。

ふだん、人のダメ話を聞く機会はなかなかないですからね。

そしてそれは、「成功した話」やSNSにあふれている(らしい)「キラキラした話」より、ずっとずっと為になる。

 

体の「ダメ」の話も面白かった。

体が弱いことや、更年期に向かう体のことなどなど。

「失禁への道」(!)とかおもしろおかしい表現ぶりがいい(笑)

40過ぎると、いろいろゆるんできますからねえ。

 

ありもので生きる 

「ありもので生きる」という発想もとてもおもしろかった。

ないものねだりをしないで、自分にある能力を生かして細々とでもやっていければいいのだと思った。

だましだましやっていく」という表現もいい。

 

ダメだっていいじゃない。ダメを認めていこうよ。

おおむねダメでも、「ありもの」(自分の中のできる部分)を伸ばしながらしのいでいけば、自分の好きな道でそこそこ生きていけるよ。

そんな、ダメによるダメのための応援歌に聞こえた。

 

とはいえ、有名なコラムニストと芥川賞作家ですからね、「ダメ」度が庶民と違うような・・・。

そこは割り引いて聞いておきましょう。

 

 若いころの自分に読ませたかった!

こういう本を20代のころの自分に読ませたかったなあ。

わたしも、迷路にはまって動けなくなっていた一人だったから。

 

就職前の、そして、今まさに会社迷路にはまっている女性たちに読んでもらいたい。

きっと、1つの答えになると思う。

誰に似たのかまじめで融通が利かないタイプのうちの子にも、社会に出る時に読ませたい1冊です。

 

問題をぱっと解決できる魔法はないけれど、こんなふうに、そこそこ現実に向き合いながらやり過ごすという方法もあったのだ。

 

「女子の呪い」を解いてくれる本

女性って、「いつもすてきでいなければならない」んでしょうか?

確かに女性誌をめくると、そういう気持ちにさせられる・・・。

 

そんな、いくつもある「女子の呪い」を解いてくれる本でもあって、「女にそんなに何もかも任せないでください」という章を読んだら、「何でもかんでもがんばらなくていいんだ」と肩の力が抜けました。

 

 

「そこそこ」に長く働く

かつて若いころのわたしは、毎日98%の出力で仕事に向き合っていました。

目が血走っていたんじゃないでしょうかね。

 

そんな私を横目に、同僚の子は「仕事なんて、ふだんは70%の力でやってればいいんだよ」などと言っていましたっけ。

それを聞いて、内心「何、ぬるいこと言ってんだー‼」って思ってましたが・・・。

 

結果、20年後の今、「70%」の彼は同じ業界でしっかり働いていて、一方「98%」のわたしは10年後に燃え尽きていました。

今ならわかる。70%でよかったんだと。

いや、逆に70%じゃなきゃ続かない。

人によって比率は違うでしょうが・・・。

 

いくら好きな仕事でも毎日出力いっぱいじゃ燃え尽きてしまうんです。

ふだんは70%くらいでやり過ごし、全力投球はここぞという時に取っておけばいい。

 

「そこそこに」長く働き続けるという技術が自分には足りませんでした。

まじめな(そして、融通が利かない)タイプが陥りやすい罠。

この本を読んでたら、がんばりすぎて疲れてしまう前に、「ま、いっか」と力を抜くコツを覚えていたかも。

 

どうしても合わない所からは逃げるべし 

同時に、そこそこ周りに合わせながらも、どうしても合わない環境からは逃げた方がいいというアドバイスも。

 

2人とも上司のパワハラにあって辞めた経験があるとのことで、わたしも同様の経験をしたことがあるので、読んでいて本当につらくなってしまいました。

 

配置転換とか異動が叶わないようなら、辞める選択肢もありでしょう。

働き続けるうえで一番大切なメンタルをやられますから・・・。

 

ダメなまま、生きていこう 

工夫して「ありもの」でやり過ごす生き方、とっても参考になりました!

「ダメなまま、生きてい」けばいいんです。

 

『ダメをみがく〝女子〟の呪いを解く方法』 

 「転職のたびに自分のキャラ設定を下げる」。

この教えは再就職したときに使えそう(笑)

むだにキャラ設定を上げると疲れますからね!