めちゃめちゃ失礼なタイトルで、稲垣さんすみません(汗)
でも、本当にそうだと思っています。
「シンプルライフ」ってあこがれますが、特に女性向けのシンプルライフって、
「意識高い系」で「おしゃれ」で「賢い」みたいなイメージがあり、正直敷居が高いです・・・。
きれいに片付いた室内でヨガをたしなみ、朝食はグリーンスムージーみたいな。(←イメージです)
おしゃれじゃない自分が目指してもいいのか?
そんなとまどいがありました。
稲垣さんはそんなおしゃれなシンプルライフイメージを壊してくれました。
ご本人にはそのような意図はなかったと思いますが。
電化製品を極力排除した生活で、電気代は月200円以下。
冷蔵庫も持たず、食事はベランダで干した野菜にぬか漬けなどでまかなっています。
「江戸時代の暮らしを目指した」という彼女の生活ぶりは実に素朴で、シンプルライフというより、
「ワイルドライフ」といった方がしっくりきますね。
むだをそぎ落としていった結果、たどりついた生活。
アフロな外見と相まって、「野生児」を彷彿とさせます。
早期退職してもらったであろう巨額の退職金(5千万とのうわさも)はさておき、
エリートであればあるほど、その地位を手放すことは難しいでしょう。
朝日新聞論説委員(退職時は編集委員)という立場を捨て、ここまで生活を落とせるのはむしろ清々しいわ・・・。
こういうシンプルライフの形もある。
稲垣さんの生活ぶりを知り、シンプルライフのハードルが一気に下がりました。
おしゃれでなくたっていい。
自分なりのシンプルライフを極めていけばいいんだよ、と背中を押してもらえます。
捨てられないけど、ふだんは邪魔という荷物は「トランクルーム」を活用するのもいいですね。