ユーチューバーという職業をどう思いますか。
「非現実的!」
「あんなのに憧れるのは子どもだ」
頭ごなしに否定する人もいるかと思います。
わたしは一応、物分かりのよい親のつもりだったので、子どもがユーチューバーの動画を見ていた時、
「へえ、ユーチューバーって創造性豊かだねえ。おもしろいね」と言いました。
しかし、いざ、自分の子どもがユーチューバーになりたいと言い出したらどうでしょう?
「すごいじゃない!がんばって」と応援できるかどうかといえば、たぶんできなくて、
「今は勉強がんばる時期じゃない?」とか、「本職に就いて、副業としてやったら?」とか
言ってしまいそうな気がするんです。
結果的に、それらの言葉は子どもにとって抑止力になるだろうし、「あ、反対されてるんだ」と
受け取られるでしょう。
物分かりのいい親だと思っていたのに、本音は反対しているってわかったら、それは子どもにとったら
偽善者でしかありません。
なんで、このことを書こうと思ったかというと、先日イケハヤさんのブログを見たから。
こちらが「YouTuberになりたい子どもたち」を否定する大人たちの意見です。 : まだ労働で消耗してるの?
何、この「意見」の数々!
古い考え、自分のわずかな経験を押し付けてきてるなあとすごく残念に思ったんです。
オッサンか。
まだまだ若そうな感じの人たちなのに・・・
で、これらの意見を読んでいて反発を感じると同時に、冒頭のような想像も浮かんできたというわけです。
なんだかんだいっても、自分も頭の固いこと言ってる人たちと、本質は一緒だ。
自分も「老害」化しているんだってことにショックを受けました。
いうまでもなく、老害=高齢者ではありません。
自分の考えが一番だと思って押し付けてくるのがいけない。
頑固に自分のやり方に固執して、保守的で・・・
若い頃あんなに嫌だった「オッサンたち」と似てきていることに、愕然としました。
昨日も書いたように体が衰えてくるのは仕方がないし、それに伴う変化も仕方のないこと。
昨日のブログはこちら→まんまと「中年」になっていた。
体力低下とともに、思考もどうしても保守化します。
そうしないと心身の安全を図れないし、残された時間が相対的に短く失敗した時のリカバリが難しいので。
ただ、それと、自分の考えに固執し、他人に押し付けるのは別問題。
そういう偏狭さが「老害」になる。
いつの時代も老人は若者のやることをけなしてきました。
自分はそんな大人の一人になりたくないです。
未来は若者の手にあるんです。
なので、これからはもう若い人や子どもたちが希望すること、選んだことに口は出さないことにします。
・他人や自分の命や健康を脅かすこと
・モラルに反すること
これ以外は基本OK(後で追加するかもしれませんが)ということで、娘の選択を尊重していこう。
そんなふうに思いました。