この前友だちと話していたら、「遠足の時キャラ弁作ってあげたのに、喜ばなかった」と
言うんです。
友だちの子は小学6年生。
高学年でキャラ弁は・・・と思い、「もうそういうのは喜ばないんじゃないかなあ」と
言いました。
さすがに、キャラ弁といっても動物や何かのキャラを模したものではなく、凝った卵焼きを作った
そうなのです(飾り切りをして花の形に開いたように見える)。
・・・うーん、それは低学年くらいの子なら「わー、お花だー♪」と喜ぶと思うけど、
高学年の子にとっては「おかんアート」になってしまうのでは。
つまり、イケてない。
その花形の卵焼きを作るのにすごく時間がかかったようなので友人は子どもの反応に
怒っていたのですが、「それはしょうがないよ・・・。高学年になると、カフェ風みたいな
おしゃれなのがいいんじゃない?」と言っておきました。
親は子どものためにと思っていろいろやってあげるんですが、往々にして行き過ぎというか、
子どもの希望に沿っていないことも。
勝手にやって、喜ばないと怒る。
子どもにとってはいい迷惑でしょう。
家族の需要のあることをやった方がお互い幸せですね。
とはいえ、自分の考えもちょっと不安だったので、娘(中1)に「小学校高学年になったら
キャラ弁てどう?」と聞いてみたら、「キャラ弁はちょっとなー。キャラ弁ていうか、
おしゃれなのがいい」とのこと。
そうだよね!
ひとまず弁当に関しては「需要」の読み違いはないようだわ。
ホッとしたついでに、「小さい頃作ってあげたお母さんのキャラ弁どうだった?」と
聞いてみました。
保育園の頃はかわいいお弁当作りにけっこう凝っていたのです。
作るのに時間かかったなあ。
「うん、うれしかったよ!」という返事を期待してたところ、帰ってきた答えは
予想外のものでした。
「え? 作ってくれたっけ? 覚えてないよ」
・・・⁉ 覚えてないですと~?
そういえば、キャラ弁を持たせた日も特に感想を言うことはありませんでした。
特に感慨もなく食べていたようです。
なーんだ、わたしも「需要のない家事」をしてたんだw
まあ、キャラ弁作りは楽しかったからよかったですけどねえ。
また近々、学校祭でお弁当を持たせなきゃいけないんですが、市販品の力を借りて、
過剰にお弁当作りに力を入れるのは止めようと思います。
全部手作りでなくたって、子どもが喜ぶお弁当が一番なんだから。