このマグカップ、1万円しました。
マグカップに1万円・・・?と思う人も多いはず。
でも、ちっとも後悔してません。
毎日頻繁に使うものは、財布の許す限り、本当に気に入ったものを買うべきですね。
このマグカップに出会ったのは2年前の金沢でした。
その前まで使っていマグカップが古くなってきたこと、趣味が変わってきたことから、
2~3年ほど新しいマグカップを探していたころでした。
たかがマグカップといえ、なかなか気に入ったものが見つからず、半分やけになって
「まあまあ気に入ったもの」を買うも、そういったものはしばらくすると嫌になってしまう。
最初に感じた10%から20%の「何か違う」感が日を追うごとに膨らんでしまうという
繰り返しでした。
そんなことを3回ほど繰り返して、「本当に気に入ったのに出会うまで、もうマグカップは
買わない!」って決めました。
そんな時に、金沢旅行で立ち寄ったお店で出会ったマグカップ。
大きさや形はもちろん、色合いや柄など一目で気に入ってしまいました。
ただ、お値段は1万円。
作家さんの1点ものだから高いのは当たり前とはいえ、その価格にびびってしまいました。
でも、ここで買わなかったら、またマグカップを求めてさまようことになってしまう。
そう思って、買うことにしたのです。
思い切ることを「清水の舞台から飛び降りる」といいますが、それこそ清水の舞台を
3段重ねたくらい「えいやっ」と思い切り、買ってしまった!
一緒に行った母親と娘は「1万円もするの買ったの⁈」と、目を丸くしてましたっけ。
そのマグカップ、今はどうかというと・・・
結果的に購入は大正解で、毎日使うたび「すてきだなあ。やっぱり買ってよかった」と思います。
この前、1回あたりの「使用料」を計算してみました。
コーヒーを飲んだり、食事のたびに使ったりで毎日10回は使うので、
1万円÷(10回/日✖365日✖2年)≒1.4円/回。
1回あたり1円ちょっとでした。
それで、この満足感なので、元は取れてます。
思い切って買ってよかったなあ。
ただ、この買い物ができたのは、旅先での高揚感がなせる技ともいえて、ふだんの金銭感覚を
忘れてしまう「旅先マジック」がなければ買えなかった。
もし日常で出会っていたら買えていたかどうかは不明ですね。
逆に、衝動買いでなければ、すばらしく気に入った日用品を旅先で買うのは「あり」でしょう。