健康オタクにはたまらない番組、NHKスペシャル「人体 ~神秘の巨大ネットワーク~」が
始まりました。
当てにならない健康情報に振り回されるより、こういうちゃんとしたものを見た方が
よほど人体への理解が深まっていいです。
1日放映の第1集「腎臓が寿命を決める」を楽しく見ていたのですが、その中で特に気になったのは、
「リンが老化を進める」ということ。
血中リン濃度が動物の寿命を決めているそうで、長命な動物ほどリン濃度が低いそうなのです。
リンは少な過ぎても障害が出るけれど、多いと老化を早めるとのこと(つまり寿命が短くなる)。
これを見て、「リンの過剰摂取は危ない→リンがたくさん含まれているといえば加工食品だ→
加工食品はなるべく食べないようにしよう」と思いました。
加工食品になぜリンが多量に含まれているかというと、食品添加物のリン酸塩(リン酸ナトリウム)
が加えられているから。
食品添加物としてのリン酸塩は結着剤や酸味料、乳化剤といった名前で記載されているので、
原材料名欄を見てもリン酸塩が入っているのかどうかはわかりませんが、「加工食品を食べる=
リン酸塩を摂取している」と思っていいでしょう。
リン酸塩を摂取すること=体内のリン濃度が上がるかどうかは、今回調べた限りよくわからなかった
ですが、リンの過剰摂取による「腎臓の石灰化を発症」という研究成果もあるようです。
rwww.nodai.ac.jp/teacher/102292/2009/1.html
で、加工食品というとレトルトとか、加工肉(ハムなど)とか食事に関する加工品を想像しがち
でしたが、スナック菓子や清涼飲料水、カップ麺などにもリン酸塩は添加されています。
いわゆるジャンクフードですね。
カルシウム吸収の観点からいうとカルシウムとリンの理想的な摂取比率は1:1なのですが、
コーラときたら、カルシウム1に対してリンが何と16もあるじゃありませんか!
ミネラルの教科書
牛乳だと、ほぼ1:1です。
自然のものを食べたり、飲んだりしている分にはこの比率はあまり心配いらないということですね。
それにしても、清涼飲料水は糖質(砂糖)が500mlあたり50gも含まれているし、飲んでいいことは
何もありません。
このリン酸塩ですが、意外なところでは、ファミレスのドリンクバーのコーヒーにも添加されて
いるという話もあります(リン酸塩を添加すると、たくさんコーヒーが抽出できる)。
元を取ろうと思ってがぶ飲みするのは止めた方がいいですね・・・。
そんなこんなで怖い事実がいろいろわかったので、加工食品はなるべく食べないようにしたいです。
寿命を縮めたくないのはもちろん、老化が怖いです。
(シミ、シワが気になるお年頃・・・)
あらためて、なるべく加工食品を減らしていこうと思いましたが、それにしても、
素材から料理するのは手間がかかってめんどくさいのは確か。
今は家族がいるからごはんを作っているけれど、いつの日か1人暮らしになったら
(子どもが独立して、だんなさんが先に亡くなった場合)、自分1人のためには
絶対作らなくなるだろうな。
そうなったら、コンビニ弁当暮らしになってしまう確率が高いかも。
今「包丁を使わない料理」チャレンジをしているのですが、これで少しでも料理のめんどくささを
減らし、たとえ1人暮らしになっても自炊を続けていけたらいいなと目論んでいます。