胃がんの原因となると言われている「ピロリ菌」。
放っておくと怖いので、先月検査を受けてきました。
結果は・・・「陽性」でした!
じゃ早速、除菌だね。と思うじゃないですか。
違うんです。
ピロリ菌の除菌自体は強めの抗生剤を1週間飲み続けるだけなのでかんたんなのですが、
その薬を処方してもらうには「胃カメラ」検査を受けなければいけないのです。
なんででしょう??
それにしても、胃カメラ・・・。
あの苦しさは過去2回飲んだことがあるので経験済み(経口タイプ)。
あんな思いをするくらいなら、ピロリ菌と共生していこうかと思うくらいですが、そうもいきません。
人に聞いたら「鼻から入れるのはそんなに苦しくないよ」とのことだったので、「経鼻胃内視鏡」
検査を行ってくれる病院を探して行ってきました。
検査を終えた感想はというと、「たしかに、経口のより苦しくない」。
「口からのより、苦しさは3割、4割引きですよ」と医師が言っていた通りでした。
まあ、それでも苦しい検査には検査だったんですけどね(;^_^A
当日の検査の流れはこんな感じでした。
・胃の中をきれいにするための液体を飲む(無味でした)
・鼻の通りをよくするための鼻スプレー(ちょっとしみた)
・鼻の奥に何か薬(説明内容を忘れました)
をし、待つこと15分くらい。
治療室に移動後、
・鼻の奥にジェル状の麻酔薬を注入(変な味で刺激もあり)
しばらくして鼻の奥と喉の感覚がなくなってきたら、いよいよ内視鏡の挿入です。
経鼻のは経口のより細いですが、それでも管が入るのですから、やはり、鼻の奥の曲がったところや
喉を通る時は痛かったり、「おえっ」となったりしました。
その2か所の関門を抜けたら後は比較的楽ですね。
手元のモニターを見ながら、医師の説明を聞き、一緒に胃の中を観察できます。
へえ、胃の中はこうなっているんだ・・・。
10年以上前に胃カメラを飲んだ時は、苦しくて画像を見る余裕はありませんでした。
今回はじっくり見れてよかったです。
画像は、わたしが見ても何もわかりませんでしたが、医師の説明では「うーん、50代の胃だね」
とのこと。
筋力は30代並みなのに、胃は50代。
軽くショックでしたΣ( ̄ロ ̄lll)
何でも「萎縮性胃炎」だそうで、けっこう広い面積だったようです。
長年ピロリ菌の攻撃を受けていたせいかもしれません。
でもまあ、重篤な病気はなかったのでよかったです。
その日は、除菌のための抗生剤を1週間分処方され、帰途につきました。
けっこう長い時間(5分以上?)胃の中をぐりぐりと検査され、胃壁を観察するために水を
流し込んだり、空気を入れたり・・・。
思ったより苦しくはなかったけど、やはりかんたんな検査ではありませんでした。
前日からの緊張も解け、どっと疲れが出たので、帰宅後は2時間ほど眠りました。
前の晩8時以降から何も食べていなかったので、遅めの昼食はことのほかおいしく感じられましたよ。
難関の胃カメラ検査を終え、あとは薬を飲むだけ。
これで除菌に成功すれば、
・塩分控えめの食生活
・熱すぎるもの、辛すぎるものを控える
これらを心がければ、胃がんの心配はほぼなくなるだろうと思います。
(もちろん、喫煙、過度の飲酒はだめですよー。ストレスもよくありませんが)
やっぱり、検査を受けに行ってよかったです。
ピロリ菌がいるかいないかだけ知りたいという人には、郵送検診型の「ピロリ菌検査キット」があります。