この間ママ友と盛り上がった話題、「子どもにどうやって宿題を『やらせるか』」問題。
ただね、「やらせる」時点で違ってると思うんですよ。
「宿題」をやるのは誰かといったら子どもであって、宿題をどうするか(提出するのかしないのか)は子どもの課題です。
「親に出されているわけではない」という当たり前の事実から、問題の切り離しがまず必要かと。
ママ友がいうには、それはわかってるけど、宿題(=最低限の課題)すらやらないんじゃ困る、この先心配でつい怒っちゃうということでした。
うーん、一般的には心配しますよね(わたしは心配したことないですが・・・。無関心なのか?)。
でも! 「子どもの課題」(子どもがやるべきこと)には口を挟まない方がいいです。
そして、親が「やらせ」ようとするのは逆効果でもあります。
(宿題を提出しない→勉強がますますわからなくなる→授業が成立しにくくて先生が困る、というのは別の問題なので今日は書きませんでした)
宿題を「やらせ」ようとしない方がいいと思う2つの理由は、
・宿題は子どもの課題であるから、親が手を出すべきではない。やらなくて困るのは子どもである。
・怒って「やらせ」ようとしてもやらないから。子どもの反発を呼んで、逆にやる気を奪うから。
(怒ることで、子どもが喜んで宿題をやるようになるなら怒ればいいけど、実際は反対の効果を生んでしまう)
といったところ。
わが家は娘に宿題しろといったことはほぼないような気がします。
その結果、実際のところは提出してない期間がかなりあったような・・・。
先生には注意されてたみたいだけど、 (-_-;)
まあそんな話をしたところ、ママ友がいうには100歩譲って、宿題をしなくても成績がよければいいんだけど、とのこと。
成績ねえ・・・
たしかに娘は、宿題をやってない時期も成績はずっとよかったです。
だから、宿題をやってなくても怒らず見守れたのかなあ。
ママ友は熱心な教育ママではないから、なんでそんなに成績が気になるの?と聞いたら、行く高校がなくなるから心配なんだそうです。
ママ友の娘ちゃんはそんなに成績悪くない様子(中間くらい?)だから、現実には「行く高校がなくなる」ということはない(選ばなければ入れる高校はある)ので、正確にいうと「少しでも偏差値のいい高校に行ってほしい」ということなんでしょう。
偏差値かあ・・・
これはもう職業観というか人生観になってしまってあれなんだけども、皆が皆、学校の勉強ができるわけでも、勉強に向いてるわけではありませんよねえ。
いやむしろ、そうだったら困る。
全員勉強ができて、官僚とか公務員を目指す社会なんて非現実的だし、そうなったら社会が回らないですもん。
手先が器用でおしゃれに関心がある人は美容師に、病人をいたわる心を持つ人は看護師に、社会に新たなサービスを提供したい人は起業家になればいい。
で、わたしみたいに特にやりたいことがない人は働けるところで働いてのんびり生きればいい。
医師とか国家公務員を目指す人は学校の勉強をむちゃくちゃがんばらないといけないでしょうけど、そうじゃない人は学校の勉強は「ほどほど」で十分じゃないでしょうか。
そんなふうに思います。
要は「出口戦略」(この場合は何になりたいか)あっての宿題の向き合い方かと。
まあそうはいっても、「じゃ、宿題やらないのはもうあきらめるしかないね」っていうのも違うような気がして、親としては、
・宿題をする場所をきれいに片付ける(特に机やダイニングテーブル)
・宿題をする時間はテレビをつけない
・穏やかな声掛け(「おやつ食べ終わったら、宿題20分だけやろうか」など)
は必要かと思います。
親は、子どもが「宿題をする環境を整える」ことに集中したらいい。
そうしたら、ママ友はそれらのことをすでに実践してました (;^_^A
子どもが勉強するのに合わせて、自分も読書したりとか。
よくやってるじゃん!と思いましたよ。
最終的には「うちの子結局、勉強嫌いなんだよね」ってことになりました。
・・・うん、そうかも。
ただ、「勉強が嫌い」なのも、先生が合わない、先生の教え方が合わない、既に勉強内容がわからないからおもしろくないなど、理由はいろいろ考えられるので、1つ1つつぶしていくしかありません。
結局その場で出たアイディアは「その子の得意を伸ばす」ことでした。
ママ友の子は手芸が好きで、すごく集中して取り組んでいるとのことだったので、宿題のことはとりあえず置いといて、好きなことを伸ばしてみたらってことで落ち着きました。
「どうやって子どもに宿題をやらせるか」問題は、
・宿題は「子どもの課題である」という認識をもつ
・怒っても「やらせる」ことは基本的にはできないし、逆効果
・とはいえ、宿題をする環境を整えてあげるのは大事
・根本的には、勉強が嫌いになった理由を一緒に考える
・どうしても宿題をやる気になれない(勉強が嫌い)なら、「得意を伸ばす」ことに目を向けてみる
と、様々な方向に展開しました。
自分の子どもとはいえ「やらせる」(何かを強制する)ことはできない。
そうだとすると、逆にいろいろな対策が考えられますね。
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