「お金がない」ってすごいストレスですよね。
当たり前じゃないのって思われるかもしれませんが、わたしはある程度の貯金ができてからやっとそのストレスの大きさに気づきました。
目標としていた1000万円の貯金を達成した時に、「ああ、これまでどれほどのストレスを抱えてたことか」と実感できたのです。
「貯金するぞ!」と決意するまでは、夫婦どちらかがケガや病気をしたら、リストラにあったらと思うと不安になるような額、つまり吹けば飛ぶような貯金しかありませんでした。
日々の暮らしに困らない程度の貯金はあったものの、そういった将来への不安を抱えての生活はかなりストレスだったんでしょう。
常に心の奥底で「ああ、うちにはお金があんまりない・・・」と、イライラしてたように思います。
だから、がんばって貯金が1000万に達した時の安堵感といったら!
何とも言えずうれしかったです。
頭の中に常にあった「将来の不安」というストレスがパーッと一気に晴れ渡るような。
それくらい、わが家にとって「1000万の山頂」の眺めはすばらしいものでした。
がんばって1000万の山を登ってよかった。
そう思ったものです。
(ま、1000万は金持ちではないけど、わが家にしたら4年分の生活費だから、ちょっと余裕ができた)
ところで、先日書いた記事にいただいたコメントにハッとさせられました。
「貯められない人」はそもそも「金持ちになりたい」と思ってないから周りから評価されるものにお金を使うんだという指摘。
そもそも金持ちになりたいと思ってないかと
金持ちは外から見えないので
たから、金を使って外から見えるものを取り繕う
関連:「お金を貯められる人」と「生活が苦しいままの人」の分かれ目。
なるほど!
金持ちになりたいと思わなければお金を貯めませんよね。
そういう人もいるのか。
その発想はなかったな・・・
でも自分を振り返ってみて思うんですけど、そういう人でもとりあえず日々の生活は回ってても心の中は意識できない不安でいっぱいだったりするんですよ。
意識してないけど「お金がない」というストレスは実はすごく大きくて、それがイライラを引き起こしてたりすることがある。
実際、わたしは1000万を達成してからイライラすることが激減しました。
急に穏やかで心の広い「いい人」になったんです w
ちょっとした出費や思いがけないことがあっても「まー、それくらい何とかなるっしょ」的な余裕が生まれた。
「金持ちケンカせず」というのはこういう心の余裕からも来るものなんでしょうか。
そんなわけでこれといった理由もなくイライラするという人や将来のことを考えると不安を覚えるという人は、金持ちになりたいかどうかは別として、とりあえず2年分の生活費を目標に貯めてみてはどうでしょうか。
山を登り切った後の眺めは爽快ですよ。