ドケチ節約家は子育てにかかる「出費の落とし穴」にも用心深く注意したいものです。
子育てにありがちな高額支出の1つといえば「歯列矯正」。
子どもの歯並びが悪いと気になりますよね。
歯列矯正をする子どもは増えているようで・・・
厚生労働省の2011年の歯科疾患調査によると、12歳以上20歳未満の子どもで歯並びが悪い「叢生(そうせい)」の比率は44%。05年調査より4ポイント増えた。
食生活が変わり、あごが細くなる一方で歯は大きくなっている。歯の生える部分が窮屈になっているとの指摘がある。
低年齢化する子どもの歯の矯正 焦らずじっくり相談を|ヘルスUP|NIKKEI STYLE
歯の矯正って保険が適用されないことも多くて何十万もかかるんですよね。
周りにも子どもが2人とも歯並び悪くて矯正するために働き出した人もいます。
2人だと100万近くかかるかも?とのこと。
ひ~大変だあ。
そんな恐ろしい歯並びの悪さ、その原因がどうやら「噛まないこと」にあるということも上記の記事では指摘してますね。
わたしも昔に比べて矯正行く子増えたよな、歯並びへの意識が高まっただけじゃなくて柔らかいものを食べてるからじゃ?と思ってたから、子どもが小さいうちに対策を取りました。
「よく噛まないと食べられないものを与えればいい」と思ったんです。
具体的にはおやつに「あたりめ(するめ)」をあげてました。
そう、あの酒飲み御用達の?つまみです。
うちの子はガムだと飲み込んじゃうのであげられませんでした。
保育園児が「あたりめ」って、しぶいでしょう w
あたりめの袋を持ちながら食べる子ども・・・。
親戚とかにはウケてましたけどね。
あたりめ効果か幸い娘は歯列矯正の必要なく育ちました。
よかった・・・
あたりめの成果すごいと思ってたけど、今日調べたら実はそれより大事なのは「食事の咀嚼回数」でした。
「一口30回」を目安に咀嚼するのが大事だそうです。
日本咀嚼学会からの発信(1)
http://sosyaku.umin.jp/info/file/info01.pdf
現代は咀嚼回数がどんどん減ってます。
1回の食事の咀嚼回数と食事時間を調べた報告によると、戦前の食事は1420回噛み、約22分だったのに対し、現代の食事は620回で約11分と、噛む回数、食事時間とも半分に減っています。
咀嚼回数で思い出したけど娘が小6の時、学校で咀嚼回数を調べる「噛み噛みテスト」なるものを受けたそうな。
結果断トツの「2,000回」という記録をたたき出しました(他の子は1,000回以下)。
2,000回って縄文人か!多すぎって思ったけど、弥生時代は何と4,000回・・・。
2,000回というと上記の表では鎌倉時代~江戸時代初期あたり。
わが家の食事は質素だけどさすがに江戸時代よりは充実してる(はず)。
どうしてこんなによく噛むようになったのかわかりません。
でも、思い当たるのは「子どもメニュー」を作らなかったことですかね。
「今晩は子どもが喜ぶアレを作ったげよう♡」とか考えて夕飯を作ったことはほぼありません。
栄養バランスとコスパ最優先 w
その結果、野菜どっさり素朴な郷土食が多くなったという(旬の野菜をよくもらうため)。
意図せずして子どもが喜ぶ柔らかいメニューが減り、歯並びにはよかったんでしょう。
節約って意外なところで役に立ってるな。
歯並びは咀嚼だけでなく、生活習慣も大きく影響してるようですね。
参考:子どもの歯並び 生活習慣に注意を | 医療 | NHK生活情報ブログ:NHK
大人もそうだけど「目」と「歯」は特にお金がかかるから、がんばって健康を維持しましょう。
子どもの歯の健康について→子どもの「口腔崩壊」と「デンタルネグレクト」。 - そう言われればそうかも。
あたりめもいいけど、やっぱりガムの方が子ども向けかな w ガムを買う時は「シュガーレス」で「キシリトール含有率の高いもの」を選びましょう。