昨日書いたエントリに、「お金を吸われる場所」というとパチンコ店を思い浮かべるが論外ですね、というコメントがありました。
はい、パチンコは論外でしょう。
実は最初は、「お金を吸われる場所」の例としてパチンコとか期待値(還元率)の低いギャンブルも入れといた方がいいかなと思ったんですが、やめてしまいました。
みんな「パチンコは損する」って、薄々わかってると思うんですよ。
ここで改めて「パチンコをやるとどうなるか」ざっと見ていきましょう。
えーっと、パチンコの還元率は85%か。
引用:日本のギャンブル還元率(宝くじ・競馬・競輪・オートレース・サッカーくじ)
余談だけど、公営ギャンブルひど過ぎ w
その中でも宝くじとtoto(サッカーくじ)の低さが際立ってますねえ。
半分は寄付だと思った方がいいでしょう。
この中で、パチンコの還元率が85%ということは、1万円つぎ込んで8,500円戻ってくるということです。
参加費1,500円の娯楽だと納得してやってる分にはいいけど、今時のパチンコは1万円なんてあっという間らしいじゃないですか。
そうすると1時間楽しむのにいったい何千円払うのか・・・。
もっと安くて楽しめる娯楽や趣味を見つけた方がいいですね。
ところで、知り合いに「金がなくて国保の保険料払えねえんだ」といいつつ、パチンコへ通う人がいます。
国保払えないのに娯楽にお金を使うって、すっごい不思議に思ってたんですが・・・
サウザーさんの解説に腹落ちしました。
サウザーさんによると「借金を返すためにパチンコへ行く」人々がいるとのこと。
借金を返すためにパチンコをする・・・?
その発想はなかったから衝撃でした。
参考:「第七十八話 人はなぜパチスロで儲けられると夢を見るのだろう?」 Voicy サウザーラジオ
そっかあ、パチンコってたまに大勝ちするから(そういう設計になってる)、「いつか儲けられる」って勘違いしちゃう人がいるんだ・・・。
でも、それは基本的にはありません。
確率論の定理「大数(たいすう)の法則」により、期待値に近づくから、やればやるほど負けが込んでいくわけで。
「借金を返すためにパチンコ行こう」って考える人はこういう計算したことないんだろうな。
それか、還元率を知らないとか。それはないか。
みんな自分だけは違うと思いがちだけど、結果はやっぱり期待値に収束していくから、「不利な賭けは最初からするな」ということですね。
下記にはそういった話が書かれてました。
そうは言っても、わかっちゃいるけどやめられない!って人もいると思います。
それは依存症だから、治療してくださいとしか言えませんが・・・。
こんな「危険」な施設、本来なら国が規制すべきなのに、でも現状は誰でも入れてしまうから、一人ひとりが自衛していくしかないでしょう。
依存症になると大変だから、パチンコ屋に近づかないに越したことはありませんね。