「節約本を何冊も買うのは浪費じゃない?」と言われたことがあります。
たしかにそうだと思います w
これまで節約本や投資本、お金持ち本(どうやったらお金持ちになれるか?みたいなやつ)を何冊も読んできました。
図書館から借りたのも含めると、何十冊になるんだろう・・・。
投資本やお金持ち本はともかく、節約のための節約本を何冊も読んでいたら節約にならないんじゃないのという意見はもっともですね。
わたしもそう思いますよ w
庶民がどうやったらタネ銭を貯め、お金持ちになれるかについては本多静六さんの『私の財産告白』1冊を読めば十分。
収入の25%を天引きし、全力で投資する。
これを続ければ(かつ投資先を間違わなければ)誰でもお金持ちになれるということをこの本は教えてくれます。
これを愚直に実行していけばいいんだから本来なら節約・投資・お金持ち本はこれ1冊で足りるはず。
なのになぜ、お金関連の本をそんなに読んだのか?
まあ一言でいえば「読んでて楽しいから」。
これに尽きます。
著者により切り口や方法論が違うし、新しく出版される本には新しいやり方が載っていることも。
同じような内容だったとしてもしばらくすると以前読んだ本は内容を忘れてたりするから、また新鮮な気持ちで読める w
いろいろ理由はつけられるけど、結局のところ「読んでて楽しいから」こんなに読んじゃったんでしょうね。
逆にいえば、節約本を読むのがそんなに楽しくないという人は気に入った1冊をしっかり読み込めばいい。
楽しかったからついつい買ったり借りたりして数十冊読んじゃったけど、ではそれらの本に何万もつぎ込んだのは失敗だったのか?というと・・・
今思うに、やっぱりこの何冊もの節約本が必要だったと思うのです。
なぜなら数々の節約本を読む時間は浪費家が節約家に変わるために必要な時間と刷り込みだったと思うから(以前はかなりの浪費家だった)。
読書はいわば洗脳ですね。
節約本を読むことで自分を変えていこうとしてました。
浪費家が節約家になるのはかんたんなことではなかったんです。
今でもこれらの技のいくつかは生活に生きてるし、何より大先輩方の「節約マインド」を自分の中に取り込めたことは大きかった。
知識や考え方はお金には換えられません。
自分なりにそれらから得た知識を実践してきて、今少しゆとりある生活ができるようになりました。
結局、いくら節約本にぶっ込んだとしても最終的に回収できればそれはよい「投資」だったということではないでしょうか。