「戦う場所」を間違えないことが人生において大事だな、とこの年になって思います。
言い換えると「得意なところで戦う」ってことでしょうか。
勉強が得意な人は高学歴を狙えばいいし、運動が得意な人はオリンピックを目指せばいい。
そういったわかりやすい「得意」じゃなくても、ゲームやダンスが上手かったり、人に親切にできることやどんな時でも明るく考えられるとか、何でもいい。
人より上手くできることって何かしらありますよね。
「これなら得意」という特性は生まれつき違っていて、車に例えると、ベンツやフェラーリとかのめちゃめちゃハイスペックに生まれついている人もいれば、それに比べれば軽トラや軽自動車などの一般的には低スペックの人だっている。
でも、低スペに生まれたら一生ダメなまんまかといったらそうでもないのが人生のおもしろいところ。
軽トラがフェラーリと高速道路で張り合ったって勝ち目がないし、軽自動車がベントレーと優雅さを競ったって無駄ですが・・・
しかし、これが戦う場所を変えたらどうなりますか?
たとえば高速道路じゃなくて、 「畑」なら?
畑仕事をするならやっぱり軽トラ。
フェラーリじゃ全く役に立ちません。
ここなら軽トラが勝てるんです。
同じように、激狭の市街地道路だったら小回りのきく軽自動車が断然便利。
ベントレーじゃ身動き取れなくなってしまう。
場所を変えるだけで、こんなふうに優劣が逆転することがありますよね。
人間も同じで、自分のいいところを生かせば勝てる(はず)。
なのに、勉強の成績にこだわる学歴社会って軽トラもフェラーリも皆一緒の土俵に立たせて競わせてるように見えて仕方ありません。
大事なのは自分がどういう人間なのかを把握すること(それもなるべく早い時期に)、自分を生かせる場所で(楽しく)努力することではないしょうか。
・・・というようなことに人生半ばを過ぎてやっと気づきました(遅すぎ 汗)