だいぶ前の話になりますが「エフェクトプラン」という学習教材の訪問販売員が来たことがありました。
問い合わせ先に断りの電話を入れるといい
なんていうか・・・、一見マイルドだけど強引な勧誘だったんですよ。
それをどうやって断ったか?という話をしたいと思います。
断り方といっても途中まで話が進んでしまったんですけどね (;^_^A
本題に行く前の途中で断りましたということで・・・
結果としては「訪問販売員は引き下がらないけど、問い合わせ先に断りの電話をしたらあっさりOK」だったということです。
少しずつ懐に入り込んでくる
いやーそれにしてもここの訪問販売はかなり強引でした。
販売員も研修を積んでいますね。
訪問してきた2人とも似たような接し方をしてきたのでわかりました。
警戒心を持たれないよう親しみやすさを出しながら、少しずつ「間合い」を詰めてくるんですよ。
(「猫ちゃんかわいいですねー」「僕も飼ってるんですよ」など。聞いてないし。)
そりゃそうですよね。
いきなり見知らぬ人からうん十万円もするものを買う人はいないわけで(後で調べたら判明。1、2回目の訪問時点では教材の値段はおろか、教材の購入については一切言わない)。
アプローチ方法
この会社、最初は訪問の本来の目的を告げません。
こういった手順でアプローチしてきました。
初回 学習についてのアンケート
「『学習のお悩み』についてのアンケート調査です!」とやってくる(夜の8時だった)。
断ろうとすると「ぜひお願いします!」と一生懸命頼まれるので、しょうがなく応じると・・・
「親だけのアンケート」に答えたら、そこから「お子さんの回答とセットじゃないとアンケートが成り立たないんですよ。お願いします・・・!」と子どもも呼んでくるよう懇願される。
(ここで「お帰り下さい」と断ればよかった)
しょうがなく子どもに聞きに行ったら、嫌だというのでお引き取り願う。
その際、先ほどのセリフを言われ、また訪問させてくださいと半ば強引に約束させられる。
2回目 学力診断テストの提案
翌日、再訪問される(またも夜の7時半過ぎ)。
早く帰ってほしくて、子どもにアンケートに答えさせる。
巧みに子どもから希望進路先や不安点を聞き出し「学力診断テスト」があることを持ち出す→子ども、その気になる。
あっという間にこの流れに。
しょうがないので「テストだけ」受けさせることに(有料、1,500円)。
自宅で解いたテストを翌日郵送した。
3回目 学力診断テストの受け取り、説明を受ける
(わが家は「2回目 学力診断テストを郵送」後、「郵送で受け取り」することになったので、これ以降は販売員の説明と、ネット上の体験談を読んでの推測になります)
テスト結果を訪問販売員が持参のうえ解説(数時間?)、教材の説明をし、テキストの購入に持っていく
という段階を踏むようです。
「テスト結果の受け取り」と「販売員の説明」がセット
この学力診断テスト、落とし穴があって「テスト結果の受け取り」と「販売員による説明」がセットなんです。
申込時に「テスト結果をお持ちしますので、イスのある場所で説明を聞いていただくようお願いします」と言われました。
室内で説明を受けるのは嫌だったので「結果だけでいい、説明はいらない」と断ったけど、「テストを受けたら説明を聞いてもらうことになってますので・・・」の一点張り。
「郵送してもらうだけじゃダメなんですか?」と確認しても「はい、説明も一緒にお願いします」とやんわり断られる。
「・・・それって、おかしくね?」と反感を覚えました。
問い合わせ窓口で断った
教材を買う気はなかったのでどうしようってすごい悩んでしまった。
お金は戻らないかもだけど、ダメもとで「問い合わせ先」に電話してみることに。
そしたら渋々「はい、では郵送のみで」とあっさり引き下がってくれました。
違法な勧誘?
本来の目的を告げずにいるのは「ブラインド勧誘」では?
訪問販売9つの違法行為|意外と知らない違法な勧誘方法とその対処法 | あなたの弁護士
(物腰は柔らかだけど)強引な勧誘の仕方や、最初に目的(教材の販売)を告げず少しずつ誘導してくやり方が信頼を得るのは難しいでしょう。
ふつうに高い
しかし、(ネット上の情報が正しいとして)エフェクトプランの「中学校コース」が最低50万て、ふつうに高くないですかね?(80万払った人もいるらしい)。
年間16万6,000円。月にすると1万4,000円ほど。
「進研ゼミ」の2倍以上します。
通信教育としては高め。
よほど教材の質が良くて成果が出なけりゃ買いたくありません。
子どもが「やりたい」といえば考えてみてもいいけど・・・。
でも、まずは「スタディサプリ」を勧めるかな。
内容が本格的だし、何より安い!
訪問販売の撃退方法
今回みたいに目的を隠してやってくる訪問販売てほんと困ります。
わが家はインターフォンがないから、ドアを開けちゃうんですよね。
近所の人が野菜を持ってきてくれることもあるし (;´・ω・)
インターフォンをつけるほど頻繁に訪問販売が来るわけでもない。
氏名などの明示義務は覚えていますでしょうか?
訪問販売員がやってきたときに「アンケートにご協力お願いします。」「〇〇の点検です。」と言われることがあります。
そんなときは一言、「営業ですか?」と聞きましょう。
ここで嘘をつけば不実告知に当たりますから、契約ができたとしても後々取り消すことができます。
訪問販売員は「そうです。」としか言えなくなるでしょう。
「うちは不要です。」と言ってインターホンをお切りください。
訪問販売9つの違法行為|意外と知らない違法な勧誘方法とその対処法 | あなたの弁護士
・・・こうやればいいんだ!
目的を隠してやってくる訪問販売には「営業ですか?」って聞いて確認しよう。
「アンケートだけ答えよう」という気持ちがめんどうなことにつながってしまって疲れました。
訪問販売も年々巧妙になっているなあ。
「エフェクトプラン」さんには辛口の記事になってしまったけど、訪問販売員の方たちは(強引だけど)印象は悪くなかったし、学力診断テストの結果はふつうに参考になりました。
紛らわしい勧誘の仕方を変えて、自分たちの商品を堂々と売ったらいいんではないでしょうか。