20代、30代の人にはピンとこないだろうけど(わたしもわからなかった)、40代になると「健康格差」が生まれてくるなと感じます。
20代、30代のうちはよっぽど暴飲暴食でもしない限り体調や数値に現れることはないし、健康格差は感じないでしょう。
だけど、40代になると少しずつ「健康優等生」と「健康劣等生」が顕在化してきます。
目に見えない変化が内部で始まる
とはいえ40代のうちはまだまだ元気で、病気がちになるとかそういうわかりやすい変化じゃない。
ただ、体の組成や質が変わってくるっていうのかな、目に見えづらい変化が密かに進むんですよ。
具体的には、運動もせず若いころと変わらない食生活を続けてる人は筋肉量が減って体脂肪が増えてきたりとか、ずっと喫煙や大量飲酒をしきた人はそろそろ数値に表れ始めるとか。
対策を取れる人と取れない人
そこで体力の衰えや多少の不調に気づいた時、対策を取れる人と取れない人がいるわけで、ここで差が出始めます。
対策を取れる人と取れない人の差は何かというと、
- 健康意識の高い、低い(危機感の有無)
- 対策をする(運動する)時間の有無
の2点かと。
体力の衰えに関しては「体力落ちてきたわー」という話を皆するから危機感は感じてると思うんですよね。
でも対策してるかというと・・・
ほとんどの人ができてません。
それはなぜかというと、時間がなくてできない人が多いような気がするんですよね。
だから危機感の有無というより時間の有無の方が影響が大きいかもしれません。
日本の40代、50代女性は十分眠れてない
わたしは暇なんでよくわからないけど、実際、40代、50代女性は忙しいみたいです。
これは統計にも出てて、たしか日本女性の睡眠時間の短さは世界有数(ワースト1?)だったはず。
健康を保つのに最も重要な睡眠もままならないほど、時間がない。
睡眠時間さえ確保できないなら運動する時間は言わずもがなでしょう。
お金を稼いだり、家事雑事に時間を取られて自分の健康維持に回す時間がないんです。
セミリタイアしてよかったこと
その点セミリタイアラ―は時間だけはたっぷりあります(お金はないけどね!)。
だから健康維持のために思う存分時間をつぎ込める。
これが40代後半になった今、ほんとによかったなあと。
最近は気が向いたら公園でランニングして、その後図書館へ行ったり、スーパーで体にいい食材買ったりという健康にいい生活が送れてます。
筋トレもしてるから筋力もついてきたし、日々「健康力」がアップしてる。
これらはお金がなくてもできることばかり。
今は食事も含んだ「健康づくり」が一番の趣味になってます。
「いい暮らし」と引き換えにするもの
わたしの周りの多くの女性は生活に追われていてそれどころではない感じなんですよね。
ほんとに疲れてる・・・
そういう姿を見てると大変だなあと思うと同時に、自分は30代で資産形成がんばっといてよかった、ボロい家に住み続けててよかったと思ったり。
「いい暮らし」と引き換えにするものは思ったより大きい。
誰でも他人よりいい暮らしはしたいけど、それは正に身を削る消費なんだということを実感する日々です。