将来のリスクを考え過ぎてしまうわが家の、家計に占める住居費の割合は「10%」です。
アイシン開発さんのHPより「暮らしを彩る壁紙とボウウインドウの素敵な家」
ところで、「10%」というのは夫婦共働きの合計金額の10%ではありません。「だんなさんの給料」の10%で考えてます。
共働きだった期間もこの比率でした。
それくらいに抑えられると、だんなさんの給料の残りのお金で貯金も余裕でできるし、自分の働き分は丸々貯金できます。
少なすぎると思われるかもしれません。
ビビリなわが家(ていうか、わたしだけだけど)は、女性は妊娠・出産・子育てで仕事をリタイアする確率が男性より圧倒的に高いことを考えると、いっぱいいっぱいのローンを組むことはとても考えられませんでした。
で、正社員コースをいったん外れると残ってるのはがんばっても年収100万のパートだけ。
(それでもずっと働き続けられればいいけど)
実際私も育休中にリストラにあったし、子どもが小さい頃は家事育児とパート(フルタイム)の仕事の両立に挫折しました。
なので、子どもを持つ予定なら女性(妻)の収入はあてにしない方がいいでしょう。
というわけで、だんなさんの収入分だけで住居費の比率を決めるといいと思います。
今のわが家だと手取り230,000円なので月23,000円以内を目指すということですね。
とはいえ、最初からこの比率がわかってたわけではありません。
「うちって低年収だけど、わたしが勤め人しなくて済んでるの、何でだろうなー」とぼんやり考えてたら、「そうか、住居費をかけてこなかったからだ」ということに思い当たった次第です。
2度の住み替えの機会に、「これくらいなら生活に余裕があるだろう」ってラインで賃貸を選んだり、今の中古家を買ったりしました。
そして、それがたまたま「だんなさんの手取りの10%」だったというわけ。
ちなみに今の家、350万円で買って(リフォーム代にプラス100万)もう支払いは終わってるので毎月の住居費は0円だけど、居住年数で割ってみると月あたりは2万円を切ってる(10%以内)。
結婚してからずっとこれくらいの比率だから、特につらい節約もせず好きなものはそこそこ買うし、旅行も行くしという生活をしてても自然と貯められたんだなあと。
マイホームが1番お金をかけたいところだという人はもちろん、この比率をもっと上げたらいいと思います。
実際問題、都会だと家賃10%なんてとても無理という例が多いでしょう。
住居費を何とか工夫して10%に抑えられると特に節約を意識しなくても、住居費(通常は20〜25%)ー10% + 無理のない貯蓄率(10%くらいと言われてる) = 20〜25%の貯蓄率をかんたんに達成できます。
関連記事:大して節約してないわが家だけど貯蓄率は25%。しかし、これにはウラがある。
まあ、わが家の場合、住居は「住めればいいや」くらいに思ってて人生の中でも低い位置づけだから10%にしているんであって、「夢のマイホーム」「すてきな家があれば他は何もいらない」と思う家庭はその比率をもっと上げたらいいと思います。
その分、教育費の支払いが苦しくなったり、旅行を我慢しないといけないかもしれませんが⋯。
使えるお金は限られてるんで、何かを優先したら何かを我慢しなければならないということでしょう。
本音では「いい家」に住みたいってのはありますが、それは資産を築いてからかなあ⋯っていまだに思ってます。
そういう考えに至ったのは、やっぱりこの本の影響が大きいです。
「自分が住む家は負債」という言葉が強烈でした。