家で作る成形パン、もっとかんたんにできないのか?と思って、わが家はけっこういろいろな手順とか省いて作っちゃってます。そこそこおいしく作れます。
関連記事:省いても問題なかった「成形パン(菓子パンや惣菜パンなど)」作りの工程&あると便利な器具。
家にあるものを適当に詰めて作ってるパン。手前はチョコ、奥のはウインナー+ケチャップ。
パン作りの本やレシピでは「きちんとやりましょう」って書いてある工程、たとえば、
- 最初の計量はしっかりと!
- 分割も1つ1つきちんと重さを計りながら
- 発酵は時間通りに(と、思い込んでた)
などは家庭で食べるレベルなら適当でも問題ないんじゃないでしょうか。
適当っていっても、最初の計量はグラム単位で測れるはかりが欲しいですけどね。
さすがに何十gも違うとあれですが、1gも違ってはいけない!と意気込む必要はありません⋯^^;
1つ材料を入れるごとに重さをリセットできるデジタルスケールがあると、ホームベーカリーのパンケースに材料を次々入れられるんで、作業が格段に進みます。
量れる重さが1kgまでのと比べると少し高くなるけど、パンケースごと量れる2kgまでのがおすすめ。
「1つ1つ重さを量りながら分割する」作業もなかなかにめんどうな工程だけど、これも目分量で大丈夫ですよ(それなりの仕上がり)。
最初は何回か量って感覚をつかむといいと思います。
目分量でカットすると大きさが違うから、焼きムラというか仕上がり具合は多少違うけど、家庭で食べるんなら問題ないレベル。
それから発酵時間。
レシピにあるのはあくまでも参考の時間なんですよね(本にもそう書いてある)。
最初の計量と共通してくるんだけど、パン生地って生き物だからその日の湿度とか温度で水分量や発酵時間が違ってくる。
湿度や気温が高い日は水分少なめにしたり、発酵時間を短くしたり。逆に寒い時は十分発酵するまで待ちます。
生地の「顔」(状態)を見ながら調節できるようになると、けっこう自由自在な感じになれていろいろなパンが作れるようになりました。
これは数をこなすしかありません。
一番のおすすめはパン教室へ習いにいくことですね。「この状態になったら発酵は完了なんだ」というのがわかります。まさに百聞は一見に如かず。
わたしは自治体主催のパン作り講座に通って、やっとパン作りのコツがわかりました。
あと、
- イースト菌多め(粉に対して2%)に入れるとそんなに時間かけなくても膨らむ
というのもポイント。
強力粉に対してドライイースト2%っていうのは初心者向けの配合になるけど、2%入れると「膨らまんかった⋯」っていう失敗はほぼほぼなくなるかと。
ベーカーズパーセント(粉に対しての配合比率)を、よくある「ドライイーストは1%ちょい」のようなシビアな配合でなく、ドライイースト2%なら発酵もうまくいきやすいでしょう。
家で作る成形パンは売ってるのより(たぶん)カロリー低めに作れるし、すぐ食べればわりとおいしいんでおすすめです。
関連生地:現代は肥満しやすい時代。メロンパン1個と軽めの食事のカロリーが一緒だった。
菓子パンや惣菜パンは買えば1個100円とかするのが、家で作れば生地が100円くらいで6〜8個できるのもうれしい。
具材は家にあるものを適当に詰めれば、そんなにかかりません。砂糖(グラニュー糖)をまぶし付けるだけでもいいし。
何も入れないでそのまま食べてもいいですね。
なくても作れるけど、あると格段に作業効率が上がるパン作りグッズ。
成形パン作りが軌道に乗ったらぜひどうぞ。
シリコン製のマット。ベタつく生地も引っ付かなくて楽チンです。