昨年から運動(スポーツ)をまじめにやり始め、先日ついに初マラソン大会(10kmの部)に参加しました!
そして思ったのは、スポーツの世界は残酷だ、それと比べると勉強は成果が得やすいなあということです。
先日行われたマラソン大会(10kmの部)に参加し、初レースを相棒と共にがんばりました!
どういうことかというと、勉強ってスポーツや芸術分野より能力の差が出にくい(と思う)、ていうか「そこそこの成績」でも食べていけるからです。
勉強も向き不向きはあるとはいえ、コツコツやればそれなりに成果が出るし、そこそこの成績ならそれなりに進む進路があるし就職先もいろいろある。
ところがスポーツ(や芸術の分野)はそうではありません。
周りより多少秀でてても金銭的にあまり優遇されることはなく、脚光をあびるのもほんとに一握りの選手だけです。
いくら打ち込んでもトップになれなければ、それだけで食ってくのは難しいでしょう。
⋯というようなことを、この間マラソン大会に出てみて身をもって体感しました。
表彰台に上れるのは上位のわずか3人だけ、来年のパンフレットに記録として掲載されるのは優勝者の名前とタイムだけ。
たとえ3秒差だっとしても2位だったら(ダイジェスト版の)記録には残りません。
人の記憶に残るのもたいてい1位になった人だけじゃないでしょうか。
先日世間の耳目を集めたMGC(マラソングランドチャンピオンシップ、東京オリンピックのマラソン選手選考会)だって、5位や6位の選手の名前を言える人は多くないでしょう。
(わたしも言えない⋯)
日本で5番目に速い人でさえそうなんですよ?
スポーツの世界って厳しいな!と思います。
これが勉強の世界なら、人の記憶に残るかどうかはさておき、そこそこ勉強すれば100人中60人なり70人なりが(だいたいの感覚ですが)それなりの人生を歩める。
スポーツ(や芸術分野)でプロとしてやってけるのはいったい何%なのか。
それだけで食ってくのは並の成績じゃできませんよね。
あと、努力しても勝てるかどうかは別問題なんだなということも痛感しました。
スポーツ(や芸術分野)は勉強の世界よりもさらに才能(遺伝)が大きくものをいいます。
この間の大会の優勝者はこっちが必死で走ってる半分のタイムで走りきってました。
「あんたの体いったいどうなってるの?」と思わざるを得ないくらい圧倒的なスピードです。
もちろん豊富な練習量に支えられての優勝なんでしょうが、生まれ持っての差(最大酸素摂取量とか体格とか)がとっても大きいなあと感じました。
長距離走に特に才能を持ってるとは思えないわたしがいくら努力しても勝てる気がしない⋯。
とまあ、いろいろ学びのあった大会参加でした。
勉強は(スポーツに比べ)努力が報酬に比例しやすい分野なんだよと、この頃さっぱり受験勉強をしてる気配のない娘にも伝えようと思ってます ^^;