あー、資産が増えないかなあと思う時の「資産」って具体的には何だろう?って、ふとわからなくなっちゃいました。
モノを買うたび貸借対照表に変動が生じます。大きなモノほど慎重に!
一般的に「あの家は資産がある」とか「あの人はお金持ち」というのは不動産や株、貯金額をたくさん持ってることですよね。
ところで、ある企業の貸借対照表を見ていて思いました。
そうだこれ個人の家計にも当てはまるんじゃ⋯?
貸借対照表ってこんなやつ ↓ 。個別株投資をしてる人にはおなじみなのかな。
個人の家計管理で貸借対照表をつけてる人っていないんじゃないかなー(ていうか個人の家計ではつけられないのか?)とは思うんですが(もちろんわが家もw)、貸借対照表では左側が「資産」の部、右側が「負債」の部になります。
ちょっと簿記をかじったことがあるだけなんで右側の理解があやしいけど、資産について考える時、左側の「資産」のカテゴリに入るものを着々と増やしていけば「資産が大きい=お金持ち」ということになりますよね。
当たり前っちゃ当たり前のことなんだけど ^^;
(右側はよくわからないので飛ばして)さて、わが家が持ってる資産(らしきもの)を1つ1つ左側に当てはめてみましょう。
- 貯金は「現金預金」ですよね。
- 株式や投資信託は「有価証券」かな。
- 自宅の土地は固定資産カテゴリの「土地」でしょう。
このあたりは問題ありません。
よくわからないのは家電製品や車、家などの「物」です。
これらは何に分類されるのか?
いや、ふつうに固定資産のところの「建物」「機械」でいいのか。
気になるのはその評価額です。
「貯金(現金)100万円」の評価額は当然100万円だけど、家や車は消耗品。
年々その価値は減っていってしまう(減価償却)。
ということは厳密にはその価値を毎年評価しないと正確な価値がわからないですよね。
それに、家も車も欲しい人がいれば高く売れるけど、そうでなければどんなに安くしたって売れません。
わが家のボロ家なんてマイナス評価だわ、きっと。
お金をモノに変えるってそういうリスクもあるんだなあって改めて思いました。
マイホームや消耗品(テレビや車)は資産には違いないんだろうけど、それは現金に比べたら大きなリスクを抱えてるってことでしょう。
ロバート・キヨサキの『金持ち父さん 貧乏父さん』では、持ち家や車などは「あなたからお金を奪うもの」として、明確に「負債」であると位置付けてました。
たしかに、金銭面だけでいえばマイホームは「あなたからお金を奪う」だけですもんね。
家や車は人によっては「人生の満足感」であったりするわけだから、家計と企業の会計を同一視するっていうのは無理があるけど、貸借対照表の考えで資産について考えてみたら、お金の面だけでとらえるにはとっても参考になりました。
そして今後、大きなお金ほどモノやサービス(教育費や保険とか)に変える時はよーく、よーく考えたいと思います。
そのモノは果たしてそれだけの価値があるんだろうか?と。
企業会計を個人の家計に当てはめるって今まで思いつかなかったんで、なんか新鮮だったなあ。
貸借対照表に載るような資産を増やすことを考えていけばいいんだ!ってわかってスッキリしました。