超大型の台風19号(ハギビス)のため知人の家が水害にあったので、ちょっと遠いけど片付けの手伝いに行ってきました。
どんな支度をして道具は何を持っていけばいいか考えて持って行きましたが、実際のところどうだったのか。
水が引いた後に残された泥。においと粘りがありました。これは玄関先だけど、室内も一面こんな感じで「これは現実なんだろうか⋯?」って思いました。
今朝知人と連絡がつき、水は引いたと聞いたので今日片付け作業に行くことにしました。
初日が一番人手が必要なはず。
そうと決まればさっそく準備です。
まず泥の掃き出し(かき出し)が必要だろうと思い、ふだんは雪かきに使うポリカーボネート製の軽いスコップと長靴を車に積みました。
(実際のところは、現場での泥のかき出し作業にはスコップよりも車用の雪かき棒が便利で役立った)
今日のところは泥を出す作業で終わるだろうから、掃除用具はいらないかなと予想。
雑巾やバケツは持っていかないことにしました。
ところで、水害で怖いのは感染症です。
ふつうの泥と違い、水害の泥には何が含まれているかわかりません。
なので感染症対策用品は十分備えて行くことに。
- 素手で泥に触らないよう使い捨てのポリ手袋
- 手をこまめに拭くためのウェットティッシュ
- 汚れたポリ手袋などを捨てるための手提げナイロン袋(スーパーのレジ袋)
- 手を洗った後に水気を拭き取るためのペーパータオル
これらは実際、役に立ちました。
特にポリ手袋は大活躍です(実際のところは中に泥が入ることもあったのでゴム手袋の方がいいのかも。爪に泥が入るほどにはならなかったから素手よりもマシだったし、汚れたらすぐ捨てられてよかったけども)。
水害から日にちが経ってたり天気がよかったりしたら泥が乾いて舞い散るから、マスクも必須だと思います。
この雑貨類は災害用にと買っておいたもので、備蓄箱から出してすぐ持っていくことができました。
関連記事:節約家の災害備蓄(日用雑貨編)。
100均でそろえておいてよかったです。
現地で思ったのは、水に浸かったものを捨てるために大きなゴミ袋が大量にいるなということ。
これも持っていくと喜ばれるでしょう。
知人の家は水道が使えたので持っていくのはこれくらいで済みました。
断水してたら手を洗うための水などもさらに必要だったでしょう。
ところで荷物の準備をしている時、前にテレビでボランティアの達人みたいな人が「ボランティアに行く時は自分のめんどうは自分でみること。被災地の人に負担をかけない」と話していたことを思い出してました。
「自分のめんどうを自分でみる」。
たしかに、たとえば自分が食べるご飯も持たずに行ったんではボランティアではなく「お客様」になってしまって、かえって被災した人の迷惑になっちゃう。
そんな風にならないために準備しなきゃと思って、具体的にはこんな感じにしました。
- 作業に適した服装で、必要だと思われる道具を持っていく(水害だと長靴、スコップなど)
- 自分が食べる分の食事と水は(多めに)持参する(おにぎり2個と500ml入りペットボトル2本分の水、ビタミン剤、ジュースを持っていった)
これに加えて被災状況を可能な限り下調べしておくと、さらに役立つ準備ができると思います。
被災した本人から状況やこうしてほしいという希望を聞ければ一番いいですね。
初めて被災地のボランティアというのをやってみて、今日はいろいろ思うことがありました。
また、おいおい書いていければと思います。
水害の被災地へボランティアに行ってきた。
— モカ (@mocha131010) October 14, 2019
そこで思ったのは「(不用な)モノを持たないのが一番の『減災』対策だな」ということ。
関連記事:モノを手放して「災害の時代」を生き抜く。