主婦をやってる人(特に専業主婦)は「手作り弁当」に並々ならぬ思いがあるようで、早朝から一から手作りするという人もいて、すごいなーって思います。
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↑ 4時起き(!)で弁当を作ってる人の話です。
わたしは朝が弱いし料理が苦手だし(特に弁当)、手作り弁当に特に思い入れもないんで、来年からの娘(高校生になる)の弁当はほぼ冷凍食品でいっかって思ってます。
「弁当作りめんどくさ〜」っていう親の気持ちを察してか、娘も「冷凍食品おいしいからそっちの方がいい!」って言ってます⋯(これはこれでどうなんだ)。
冷凍食品の方が見た目もいいしね。
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だんなさんの弁当は、前夜の夕飯の一部を取り分けたものと冷凍食品を詰めてる(制作時間約5分)わたしのような者にとって、毎朝一から作るという話を聞くと「すごいっ!」という感想しかありません。
お弁当作り好きなんだね、と(嫌味ではなく)感心します。
でも話を聞いてくと「朝早起きするの、しんどい」とか、「弁当の中身考えちゃう」とか愚痴がけっこう出てくるんですよね。
やりたくてやってる、それが張り合いで作ってるならいい。っていうか、すばらしい。家族思いですよね。
そうではなくて「弁当作り、ほんとに疲れる」とか言いながら作ってる。
わたしなんか、それはどうなんだと思っちゃうんですよね。
全部手作りじゃなくっちゃ!って何か義務感に駆られて作ってる人が不思議なんです。
そんなに大変なら冷凍食品を少しだけでも使ったらいんじゃないかなと。
なぜそこまでして「手作り弁当」に固執するのか、正直さっぱりわかりませんでした。
(冷凍食品の安全性がどうのこうのという問題はさておき)思いついた理由の1つはコスト。お金の問題です。
手作りの方が全部冷凍食品より安く済むかもしれません。
たしかに、全部冷凍食品だと金額もかさみます。
わが家が以前、冷食100%だった時は毎月の冷凍食品代が3,000円はかかってました。
(今の、夕飯の取り置き+冷食1〜2品というスタイルだと冷食代は1カ月1,000円くらい)
でも「一から手作り」も、やれ魚だ肉だ、なんだかんだでけっこうお金がかかるはず。
なので、節約のためではないでしょう。
安く上げるためでなければ、苦痛を感じながらもなぜ一から手作りするのか。
最近はこう思うんですよ。
それ(手作り弁当を作ること)が彼女たちのプライドっていうか、存在価値に直結してるんじゃないかって。
実際、そう言ってた人もいました。
「今の冷食おいしいし、使ってみたら?楽だし」って言ったら、「自分の(主婦としての)プライドが許さない」って言われて返す言葉がありませんでした。
早朝から1時間とか時間かけて弁当を作る。彼女にとってそれがわたしの仕事、「母親としての愛情の証」みたいなもんなんでしょう。
だから冷食を使うなんてあり得ない!ってなるみたい。
はー、そうですか⋯。
そこまで「手作り」にこだわるのって自分(主婦)だけじゃないの?っていう疑問もなきにしもあらずだけど、それは余計なお世話なんで言いませんでした^^;
最近の冷食はおいしいから全然問題ないと思うんだけどな。
わが家と違って、彼女みたいな料理上手だと「(家族が)全部、手作りじゃなきゃ嫌」って言うのかもしれません。
しかし、プライドの問題か。
わたしはそういうプライドなくってよかったって思いました。
おかげでしっかり睡眠時間を確保できるし、どうでもいい(失礼!)弁当の中身に頭を悩ませることもありません。
睡眠時間を削ってまで早起きしての弁当作りは(わたしだったら)あり得ない。
脅かすわけじゃないけど、専業主婦はともかくフルタイムで働いてる人がそんな風に手作りにこだわったりして睡眠時間を削ってたら病気になりかねません。
現に友人はガンになってしまって、それを聞いた時「ひぃ〜」ってなりました。
その友人はすごくがんばり屋さんで、便利家電も積極的に使わないし(食洗機とかルンバとか)何でも自分でやっちゃう人なんですよ。
睡眠不足=ガンになるってわけじゃないけど、大きな要因になると思います。
40代に入ったら気をつけた方がいいでしょう。
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愛情いっぱいの手作り弁当もいいけど、お母さんが元気でいる、笑顔でいるって子どもたちにはそれが何より一番ではないかと。
だから、睡眠不足になってまで弁当を作ってイライラしたり、病気になってしまったら本末転倒です。
「最近の母親は⋯」とか「食育大事主義者」とかいろいろ言う輩はいるけど、時間がないワーママはもちろん専業主婦だって、うまく冷食などを利用して自分の健康を守ってってもらいたいものです。