昨日のサウザーラジオを聞いていて驚いたのは「利息の計算ができない、しない人が(半数くらい)いる」っていう話でした。
参考:サウザーラジオ 〜富者の聖杯〜 by サウザー/ Voicy - 今日を彩るボイスメディア
生活費のために借金するくらいなら何でも手作りして生活レベルを落とそうと思います(たとえ黒コゲのパンだろうといいんです⋯)。
「金利15%の借金、食う側と食われる側が鮮明化する」のチャプターで、金利(利息)の計算ができない人がいてそういう人は「食われる側」になっていると、サウザーさんがそのようなことを話してました。
利息の計算ができない?
にわかには信じられませんでした。
だって、金利と借りたお金の額さえわかればかんたんな式で求められますよね。
たとえば100万円を金利18%のカードローンで1年間借りたら、およそ18万円の利息を払うことになるわけで(実際は残高に対しての金利だから、これより少なくなるけど)、小学生でも計算できるはず。
うーん、不思議だ。
それにしたってどんな事情があるのかわからないけど、普通預金の金利が0.001%の時代にそもそも年利18%で借りる(人もいる)ってどういうことなんだろ。
自分だったら(今のところ)あり得ません。
たぶん、借金に対する感覚が違うんだろうなあ。
と思っていたところ、All Aboutにこんな記事が。
48歳子ども4人。カードや教育ローンで毎月25万円の返済を自転車操業でやり繰りしています [お金の悩みを解決!マネープランクリニック] All About
子ども4人の教育ローンがあるとはいえ、その他にも安易に借金を重ねている家庭からの相談でした。
FPの先生に「自己破産一歩手前の状況」と酷評されています。
これを読んでるうちに、借金に対する嫌悪感や恐怖感とかってだんだんなくなってくんだろうなーって感じたんですよ。
最初はこわごわ、でも2回、3回と繰り返すことで借金に対する馴れが生じて、高い金利を取られてても何も感じなくなっていく(相談者さんはむちゃくちゃ高い金利のではないけど)。
まさにサウザーさんが話してた「麻酔を打たれて血を吸われていく」状況でしょう。
書いているうちに思い出したのは、そう言えば身近にも金利の計算ができない人たちがいたなあっていうこと。
金利の計算ができないっていうか、元本あといくら残ってんの?金利は何%?という問いにさえ答えられない。
この人は今後大丈夫なんだろうかと不安になりました。
どうしてこんなに無頓着なんですかねえ。不思議でしょうがないです。
ま、わたしみたいに「利息なんて1円たりとも払いたくない!」っていうほどお金にがめつ過ぎるのもどうかと思いますが^^;
そもそも借金していいのは、それを買うことによってそれ以上のリターンを得られる場合だけだと思ってます。
なので、たとえば金利3%のローンを借りる場合はそれ以上のリターン(5%以上もうかるとか)を得られることにだけ使いたい。
つまり「借金をするのは投資になる場合だけ」と理解してます。
消費財(車や家電とか)のためにローンを組むのはナンセンスでしょう(住宅ローンは除く)。
でも、貯金がなくて冷蔵庫が壊れちゃったら、借りるしかないんじゃ?と思われるかもしれません。
⋯たしかに困りますね。
ただ、そもそもそんな状態にならないようにするために貯金しておいたらいいんじゃないのって思うんですよね。
一言で言えば、貯金がない=生活レベルが高すぎるってことなんでしょう。
関連記事:「貯金したかったら生活水準を落としなさい」。ブログアクセス数No.1の人気FP中嶋よしふみさんの指摘がまっとう過ぎる。
極端なこと言うならわが家の場合、ローン組んでまで冷蔵庫は買わず、何なら「冷蔵庫なしで暮らせないだろうか」ってことまで考えると思います。
それくらい、「消費」のためにローンを組むのは避けたいです。
ましてや「浪費」したくて借金するなんてあり得ません。
そういう意味で教育ローンも考えちゃうんですよね。
果たして「投資」になるんだろうかという疑問が常にあります。
関連記事:大学進学のコスパを考えてしまう。
いろいろ偉そうに書いたけど、自分だって若い頃は利息や金利のことなんてよく知らなかったし考えたこともありませんでした(車もローンで買ってた)。
ただ、少しずつお金のことを学び、世の中のことを知るようになってこういう考えを持つに至ったわけです。
ともあれ、「借金は投資になる時だけ」を肝に銘じていきたいなあとこの2つのラジオ番組と記事を聞いたり見たりして思いました。
お金のことに無知だと「食われる側」に居続けないといけません。
お金に無知だとどうなるか?をこれほどわかりやすく恐ろしく表現したものも少ないのではないかなあ。
いずれは子どもにも読ませたい⋯。