物を減らしてよかったこと、それは「やる気」が保てるようになったことです。
正確には「(不用な)物によって、やる気が損なわれなくなった」と言った方がいいかもしれません。
不用な物を捨て続けた結果、ごちゃごちゃしてたわが家もだいぶスッキリしました。
なぜ(不用な)物を減らすといいのか?
その「効用」についてはいろいろ言われてますよね。
代表的なのは、
- 管理の手間が減る(楽になる)
- 掃除がかんたんになる、はかどる
- ゆとりの空間ができる
といったところでしょうか。
関連記事:不要品は「マイナス資産」でしかない。
わたしはここに、「(物が片付いてスッキリした空間だと)やる気が失われにくくなる」という超大事な効用を付け加えたいです。
実際、部屋が片付いてからいろんな物事が続きやすくなりました。
ブログやランニングが続いてること、「やりたい!」と思ったことが(以前より)サクッとできるようになったこと。
飽きっぽくてめんどくさがりな自分、どうした?って不思議だったんです。
これはなぜなんだろう?と考えてきて、「部屋が片付いたからだ」という結論にたどり着きました。
当たり前だけど、物を持ってると空間を消費する以外に、管理の労力(時間と手間)もかかります。
たとえば置物が10個飾ってある棚のことを考えてみましょう。
これを常にきれいに維持するというのは、とんでもない労力がかかるわけです。
置物のほこりを取ったり、たまには置物を一つ一つよけて棚を拭いたり⋯。
たまになら、または買った直後ならモチベーションがあって続けられるかもしれません。
でも、そのうちめんどくさくなって、ほこりまみれになってしまうでしょう(わたしの場合)。
ほこりだらけになった飾り物を見て、あー掃除しないとなと思う。
でもそのモチベーションは既になく、ほこりは溜まる一方⋯。
そんな置物を見て気分が上がるはずもありません。
この、「やらなきゃな」(でもやりたくないから、やらない)と先延ばしする行為は自分が思うより心のエネルギーを奪います。
ところで先日、voicyで「しゅうへい@毎朝8時更新」さんのラジオを聞いていてとっても共感しました。
参考:土日やる気がなくて死んだように過ごしている人がすべきこと(2019年7月13日放送)/ Voicy - 今日を彩るボイスメディア
やるべきことを先延ばしばかりしてると、「あー、やらなきゃな」と思うたびに「意志力(≒やる気)」を消耗してしまうとのこと(メンタリストDaiGoさんの著書からの引用だそうです)。
これ、よーくわかります。
何もやってないのに気持ちがすっごい疲れるやつ⋯。
で、この先延ばしをどうしたら防げるかというと、「モチベーションを高いまま保てばいい」そうです。
ではモチベーションを保つには?
モチベーションを削いでしまう原因は毎日の「小さな失敗」なんだそう。
「小さな失敗」というのは、皿を洗わずに寝ちゃった、生ゴミを出し忘れて臭い⋯。
そんな類のよくある、でも地味に日常の快適さを損なっていく細々したこと。
誰にでも心当たりがあるでしょう。
先ほど例に上げた「ほこりまみれの置物」もそれに当たります。
皿なんてしばらく洗わなくてもいいじゃん、置物にほこりが溜まったって問題ないやって思うかもしれません。
でも、こういった「小さな失敗」が積もり積もって、日々のモチベーションを損ない、モチベーションが低下することでやるべきことの先延ばしが起きてしまうというわけです。
なるほど、なるほど。
わたしの場合、家を片付けて不用品を減らした(8割は不用品でした)ことで「小さな失敗」自体を減らせたのがよかったんだと思います。
物が多ければそれだけ「小さな失敗」の数が増えますもんね。
で、日々のモチベーションを低下させる「小さな失敗」の数が減ったことで、やる気が削がれにくくなった。
結果、やりたいこと、やるべきことが続くようになった。
しゅうへいさんのラジオを聞いて、そんな風に理解しました。
片付け(不用なものを捨てること)って奥が深いですね!
片付けは「目的」じゃなくて、「やりたいことをやれる自分」になるために必要な「手段」なんだなあ。
だから、「あー、何もする気が起きない」っていう時ほど片付けがおすすめです(体調不良の場合を除く)。
もしかしたら不用品が「小さな失敗」の原因の1つになってるかもしれません。
1日1つ捨てるだけでもいいんじゃないでしょうか。
読むと片付けたくなる本とコミックエッセイを3冊ご紹介します。
これらのおかげでどれだけ捨てられるようになったことか。