運動よりも大事なこと、スポーツよりも前にやるべきことは「日常ちょこちょこ動くこと」だと思ってます。
食事管理アプリ「あすけん」で運動によるカロリー消費量も把握できます。
ふだん運動は超大事!って書いてるし、実際そう思うから今年は運動の量を増やし、強度も上げてきました。
でも見てください。
食事管理アプリ「あすけん」で運動による消費カロリーも把握できるんだけど、この日のは、
- ランニング(一般的な・10.8km/時)40分 356kcal
- 家事全般(立位・軽い)130分 308kcal
と表示されてます(写真の赤線部分)。
わたしにとってはけっこう苦しいランニングペース(ゼーハーするほどではないけど)で40分走るのと、料理を作ったり掃除したりその辺を片付ける約2時間の家事作業との消費カロリーの差はそんなにありません。
何か納得いかないw
家事を2時間まとめてやるとなるとちょっと大変だけど、家事って1日のうちで分散してます。
ご飯作ったり洗濯物干したり掃除したりしてればあっという間にこれくらいになるはず。
わたしは「家事をしない主婦」だからこれくらいだけど、一般的には主婦は4時間とかやってるかも?
ここから言えるのは、日常ちょこちょこ動くことの大切さ。
こういう、運動ではない日常生活活動による消費エネルギーを非運動熱産生活動(NEAT ニート・Non-Exercise Activities Thermogenesis)と言います。
そんなにがんばらなくても少しずつ、でも1日トータルで見たら長い時間動くことで、短時間の激しい運動よりも大きなカロリーを消費していたりする。
激しい長時間の運動は体を酸化させると言われてるけどそういう欠点もなく、また、体に大きな負荷をかけずにできる点もいいですよね。
近所の健康長寿なおばあちゃんたちは畑仕事や家事などで日頃からちょこちょこ動いてるイメージがあるけど、彼女たちは運動(スポーツ)こそやってないけど、毎日大量にカロリーを消費してるわけです。
前に『あさイチ』で見た沖縄のおばあちゃんの暮らしぶりはまさにこれ。
朝から晩まで大家族の家事を一手に引き受け(好きでやってるとのこと)、1日に600kcal以上消費してました。
これはすごい。
時速10kmの速さのランニングにしたら1時間以上走ってることになります。
NEATは活動強度が低いから、高齢であってもできるからいいですね。
逆に、わたしのような動く時はめっちゃ動く(ランニングやソフトバレー、登山)けど、あとはろくに家事もせずソファに寝っ転がって長時間ツムツムしてるなんてのは健康的なようでいてそうではないっていうことなんでしょう 笑
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(運動面で)健康を保つには、
- まずは日常の活動量(NEAT)を増やす
- その上で、できたら少し強度が強めの運動をする(筋トレとか速歩とか)
ということが言えると思います。
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若くても、1日寝込んだだけで筋力を戻すのに1週間くらいかかったような気がする。>日本が「寝たきり大国」になってしまった理由 #SmartNews https://t.co/FRboPjE6TP
— モカ (@mocha131010) December 7, 2019
ちょこちょこ動き続けることが健康長寿の秘訣だとしたら、反対に、長期の入院こそ最も気をつけないといけないことかもしれません。
1日寝込んだだけで筋力ってごっそり落ちます⋯。
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