できれば毎日、「あー、充実したいい1日だった!」と思いながら過ごしたいですよね。
どんなに優秀な人であっても人生の時間は限られている。
だから、常に多動でいるために一番大切なことは、1日24時間の中から自分が「ワクワクしない時間」をどんどん削除していくことだ。
『マンガで身につく 多動力』/ 堀江貴文 原作
ホリエモンこと堀江貴文さん原作の『マンガで身につく 多動力』を読みました。
「電話をかけてくる人間とは仕事をするな」とか「大事な会議でスマホをいじる勇気をもて」とか相変わらず刺激的なホリエモン語録が並ぶ中、気になったのは「経費精算を自分でやるサラリーマンは出世しない」の章。
その理由は冒頭で引用した理由によるものだそうです。
どんな人も人生の時間は限られてる。
だから、「自分がワクワクしない時間」を減らすことが大事なんだ、と。
わたしもこの年になってやっと、彼が言わんとすることがわかるようになりました。
誰でもできることや誰か(人間とは限らない)がやった方が上手にできることはなるべくやらないようにした方が合理的なんです。
誰かに頼んだり、便利家電を買うのはたしかにお金がかかります。
浮いた時間で何かを勉強したりスキルを身につけたとしても、すぐにお金を稼げるわけではありません。
(本著でも「お金が稼げるようになる」とは書かれてなくて、「いかに自分の時間を楽しんで生きるか」に焦点が当てられてます)
ただ、「ワクワクしない時間」を削った結果、ホリエモンはビシバシ稼ぎまくってるので説得力があるんですよね^^;
わたしたち庶民も、つまらないことに使う時間を減らして、自分がワクワクすることに注力し続けたら、もしかしたら稼げるようになるのかなあ?
ま、お金を稼げる・稼げないは置いといて、「1日24時間をワクワクだけで埋め尽くそう」という提案は考えてみる余地があると思います。
そこで、「ワクワクしない時間」にどれくらい時間を使ってるかを知るため、1日の行動を洗い出してみました。
1時間近くかけて24時間の過ごし方をことこまかに洗い出してみたんだけど(あまりにも手書き文字が汚いので写真は載せませんが)⋯
想像以上にムダが多い 笑
それから、へえー、こんなことにこんなに時間がかかってたんだ!という発見もありました(細かな家事や頻繁なスマホチェックが意外に時間を食ってることなど)。
1日の行動の中から「ワクワクしないこと」を抜き出し、改善策を考えてみたのが下記の項目です(改善策が見つからないものもあった)。
- 子どもの学校への送迎→中学卒業(来春)までの我慢⋯
- 1日3回の着替え(ランニングをしてるため)→起床時にランニングウェアに着替えることで回数を減らす
- 15分ほどかかってる掃き掃除→ルンバの導入を考える(レンタルでもいい)
- 洗濯物をコインランドリーに持ってく手間→来年あたり洗濯乾燥機を導入したい
- 布団の上げ下ろし(そんなに時間はかかってないけど、めんどくさい)→寝具の簡素化を図る(寝袋?)
これを全部改善できたら1時間以上時間が浮きそうです(家電を買うお金はかかるけど)。
「ワクワクしないこと」が減るわけだから生活の満足度も向上するでしょう。
関連記事:便利さとお金は引き換えだ。
24時間の行動を書き出してみて、家事雑事の時短に並々ならぬ情熱を傾けてきたつもりだったけど、まだまだ改善の余地があることにびっくりしました。
関連記事:つい最近まで「お金より時間(が大事)」と思えなかった。
人生で使える時間は限られてる。
お金の制限があるから実際にはそこまで改善できなくても、1日の時間の使い方を書き出すだけで時間の「見える化」ができてよかったです。
人生の折り返し地点に近づいて(120歳まで生きるつもりだけど)、いい本に出会えたなと思いました。
関連記事:「人生の残り時間」を計算する。
書籍版の『多動力』もいいけど、マンガ版のも楽しくサクッと読めてよかったです。