自分の時間は「自分の資産」になることに優先的に使うべきです。
時間や気力、体力があれば、自分のスキルを磨ける。
かつての自分を振り返って、あんなに仕事にばかり時間をかけず、自分の時間は「自分の資産」になることに使うべきだったなと後悔してます。
20代のころは仕事に打ち込んでました。
それこそ、残業代もつかないのに完成度を上げるため遅くまで会社に残り、休日は休日で出社してみたり。
人からの「評価」がうれしくて、ろくに休みもせず働いてました。
今思うとワーカホリックでしたね。
そういった生活で自分なりに成長したし、能力を発揮できたんでよかった面も多かったけど。
ただ、待遇や給与面で報われたとは言えません。
がんばりについての「評価」はあったけど⋯。
典型的な「やりがい搾取」構造に自らはまってたと言えるでしょう。
やりがい搾取は真面目な優等生タイプや忍耐強いタイプ、やればできちゃうタイプほど陥りやすいので注意が必要ですね。
成果に対して実際に昇給や待遇が改善されないのに、「誰か(上長や同僚)にほめられること」だけで満足してしまう、報酬は「評価」だけでいいとなってしまうと、経営者に都合のよい人材で終わってしまう可能性が高いです。
会社にすべて搾り取られてしまう前に、仕事はある程度セーブし、余った気力・体力・時間は自分のための資産形成に注力すべきでした。
じゃないと、仕事を失った時「すっからかん」になってしまう。
ところで、ここでいう「資産」とは、
- 金融資産(貯金など)
はもちろん、
- 十分な睡眠時間や運動習慣(健康の維持に必要)
- 生活スキル(自炊力とか)
- 将来稼ぐ力につながるスキル
これらも大きな「資産」と考えてます。
時間があれば、よい習慣やスキルを身に着けられますよね。
会社にすべてを捧げるような働き方は、気力・体力はもちろん貴重な時間さえも失ってしまいます。
結果、これらの資産を築くことなく終わってしまう。
(会社によるんだろうけど)必要以上に会社に忠誠を尽くして自分の時間や気力をつぎ込んで疲弊しても、会社はそれに相応しい代償を払ってくれるとは限りません。
代わりはいくらでもいるし、そもそも組織ってそういう風にできてる。
それに加えて、大企業はまだしも(リストラが増えてるけど)、会社の寿命は案外短いです。
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h23/h23_1/Hakusyo_part3_chap1_web.pdf
会社は身を捧げるものじゃなくて、自分の人生の一部として利用するもの。
20代のうちに気づいておきたかったことの一つです。