よくある「特にムダ遣いしてないのに貯金ができません!」ていう家計相談、だいたいが単なる「全方位的な使い過ぎ」なんですよねえ⋯。
住宅購入後、赤字に転落…「理想の家計」に縛られた40歳主婦 – MONEY PLUS https://t.co/ljPb07irn0
— モカ (@mocha131010) 2020年4月7日
この相談者さんの家計はこんな感じだそうです。
まずは収入。
・毎月の手取り金額:44.3万円
(夫:28.9万円、妻:15.4万円)
・年間の手取りボーナス額:約120万円
(夫:約80万円、妻:約40万円)
・貯金:430万円
手取り44万だとかなりゆとりがありそうですよね!(こどもは保育園児1人のみ)
ところが、支出は⋯
【支出の内訳(43.5万円)】
・住居費:8.5万円(住宅ローン)
・食費:9.1万円
・水道光熱費:2.3万円
・通信費:2.8万円
・日用品代:1.2万円
・被服費:3.2万円
・教育費:4.5万円(保育園と習い事)
・生命保険料:2万円
・その他:9.9万円
この家族、これまでは貯金をがんばってたけど、どうやら住宅購入後は気が緩んでしまったみたいで、赤字じゃないけどほぼ使い切る生活です汗
この家計を見て、いや全般的にふつうに使い過ぎでしょwって思ったけど、相談を受けたFPの横山光昭さんも、
現状の家計は全体的に支出が膨らんでいる「メタボ家計」。
と答えてます。
そりゃそうですよね⋯。
子どもが小さい(=あまりお金がかからない)にも関わらず貯金ができないっていうのは、早い話、身の丈を超えた生活をしてるってことだけど、でもね、ここが難しいんだけど本人たちには使い過ぎっていう自覚が(たぶん)ないんですよね。
だから大まじめにFPさんに相談できるわけで。
「わが家の家計におかしなところ(使い過ぎてるところ)はないのに、貯金ができないのはなぜ?」って本気で思ってるんですよね。
関連記事:「貯金したかったら生活水準を落としなさい」。ブログアクセス数No.1の人気FP中嶋よしふみさんの指摘がまっとう過ぎる。 - そう言われればそうかも。
なぜ身の丈を超えた生活をしてるとわからないのか、その辺の金銭感覚は理解できません。
赤字ギリギリ、ろくに貯金できないってなったら→あ、使い過ぎだな!ってなって→支出削減しよう、となると思うんですが⋯。
ほんと謎です。
節約の達人やFPの指導を仰ぐまでもなくこの家計、見直しどころ満載ですよね。
貯金したかったら、1つ1つ調べて支出をカットしてけばいいだけです。
たとえば、通信費高いな〜→調べたら安くなる方法がいくらでも見つかる→大手キャリアから格安simに乗り換えよう!という行動につながる→結果、月2万円かかってた通信費が1万円以下に減る、といったように。
それをしないのは、
- どの費目も使い過ぎてると思ってない
- 単にめんどくさい
- 不勉強でよくわからない
- そもそも「何のために貯金するのか」という明確な目標がない
といったところですかねえ⋯
まるで貯金できなかった独身時代の自分を見ているような家計で、なぜか腹が立ちました(苦笑)
まあ質問者さんの家計はブヨブヨのメタボ家計だから、今後引き締めがいがありますね。
ぜひがんばってください。
と、上から目線のエールを送らせてもらいます⋯