(前提条件はいろいろあるけど)加入する民間保険は少ない方がいいと思ってる派です。
ただ、公的保険だけだとちょっと足りないから、子どもが社会人になるまで限定で生命保険(定期逓減型)とか多少は入ってますけどね。
子どもが高校へ進学して支出が増えていることと、新型コロナによる不況を心配して家計を見直してるけど、もちろん保険もその対象。
わたしの傷害保険は解約することにしました。
関連記事:月1,000円の固定費を削減して喜ぶ人と「大したことない」と思う人の末路。 - そう言われればそうかも。
その後も見直しを進めてて、「ガン保険て、いるんかな⋯?」と思い始めてます。
「ガン保険は情弱向け」という人もいますよね。
もしそうなら解約したいけど、ほんとにわが家には不要なのかなー
検証してみよう。
今加入してるガン保険はコープの「団体がん保険」というもの。
主だった保障としてはガン診断保険金100万円、入院保険日額1万円となかなかな内容です。
このほかにも先進医療特約500万円とか通院特約日額5,000円とか付いてて、これで月額保険料はわたしの場合(45〜49歳の区分)で1,370円です。
他の保険会社の商品と比べるとかなり安いかもしれません。
ガン家系だし、月に1,370円なら加入しててもいいんだろうけど、公的保険(高額療養費制度とか)も充実してるし、不要ならやめてもいいかなと最近迷い始めてるんですよ。
ところで、保険に入り続けるかやめるかは病気になる確率と、それによる損害の大きさの兼ね合いですよね。
「めったにないけど万が一のことがあった時に大損害を受けること」(新築したばかりの家が大地震で倒壊するとか)に備えるのが保険の役割だと思ってます。
なので、リスクが低ければむやみやたらと民間保険に入る必要はないでしょう。
それにしても、いったいどれくらいの割合の人がガンになるんだろう?とか、ガン治療の現状とかわからないと判断のしようがありません。
まず、1年間にガンになる人の割合だけど、
2016年のがんの罹患率(粗罹患率)は男性917.3、女性657.5(人口10万人あたり)。
女性は人口10万人あたり約660人とのことだから、2016年は0.7%ですね。
思ったより少ないな。
ガンは加齢するほどなりやすくなります。年をとれば取るほどなりやすい。
50代に入ると増えていく感じですね。
罹患率とかわかると、そんなに備えなくてもいっかなーって気になってきました⋯
念のため「万が一ガンになった場合、いったいいくらかかるのか?」も考えてみるとしましょう。
病院への支払いは大ざっぱに分けると、
- 手術・検査代
- 入院費用
- その他(食事代など)
といったものがあります。
手術自体はたとえ100万円以上かかったとしても高額療養費制度があるから、わが家の場合の自己負担は約8〜9万円。
(所得によるのでそれぞれで確認をお願いします)
手術後の入院日数はどうなるかかというと、傷病別の平均入院日数で見てみると、
ガンの平均入院日数(35〜64歳)は13日ですね。
意外に短い。
個室や少人数の部屋を利用しなければ差額ベッド代も発生しないだろうから、運悪く月をまたいで手術、入院となってもひと月あたり15万(食事代、パジャマレンタル等込みで)もあれば大丈夫かな。
実際、母親がガン手術をして月をまたいで入院した時もそれくらいでした。
運よくひと月の間に手術→入院が完結すれば15万円ほど、月をまたいでも30万ほどみておけばいいということになりますねえ。
なので、ガン手術、入院が単発で済めばそれほど備えなくていいような気がしてきた。
働き盛りのだんなさんがガンになったら収入の落ち込みも心配⋯と一瞬思ったけど、まあそれも、サラリーマンとかなら療養中でも給与の3分の2が支給される「傷病手当金」というありがたい制度があることを思い出しました(最長で1年6カ月支給される)。
高い社会保険料を払ってるだけあって、日本て社会保障制度が充実してますよね。
うーん、年齢的にガンになる確率も低いし、万が一なっても何とかなりそうな気がしてきたぞ。
今日いろいろ調べてみて、「やっぱガン保険は情弱向けなのかも?」って思い始めてきました笑
小さい子どもがたくさんいる、負債(住宅ローンなど)が大きく貯金があまりない、かなりなガン家系であるなど高リスクな人以外は継続するかどうか一回考えてみてもいいかもしれません。
ある種のガン(胃ガンとか子宮頸ガンとかは細菌やウイルス感染で発症する確率が高い)以外は生活習慣の改善でどうとでもなる部分が多い(と思う)し、やめる方向で検討してみようかな。
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