底辺層ほど新型コロナの感染予防にもお金がかかるかもしれない⋯と思うようになりました。
底辺層が働く職場はまず、(家に引きこもれて安全な)テレワークといった最新の働き方ができません。
介護やサービス業、建設・建築などはどうやってもテレワークというわけにはいかないですよね。
さらに建設・建築はともかく、介護やサービス業は人と接するのが仕事です。
不特定多数の人と接するサービス業は感染リスクも高いでしょう。
(そんな中、毎日店を開けてくれてるスーパーやそこで働いてる人には感謝しかありませんが)
そういう働き方をしてる人たちは引きこもれる人たちと比べて感染予防にもお金がかかります。
たとえばアルコール消毒液。
引きこもってて、たまにスーパーに買い出しに行ったり近所を散歩する程度の人なら、家に戻った時念入りに水で(できれば石けんで)手洗いするだけで十分でしょう。
でも、現場仕事をする人の中には水で手洗いができない環境の人もいるわけで(近くに水道がないとか)。
こうなると、特に食事時は困りますよね。
そこで、アルコール消毒液を持ち歩こう!となるわけだけど、これがまあ売ってません。
友だちが「アルコール消毒液どこにも売ってない⋯」と言うんでショッピングサイトを調べてみたけど、たしかにどこも在庫切れ。
あるのは(高額出品された)メルカリだけでした。
品質が確かなのを買おうとすると(アルコール濃度が薄い偽物が出回っているようです)、かなり高いものしか買えない状況になってるみたい。
あと紙マスクも似たような状況かも。
中国製の安いのを買ったら、ホコリが舞う劣悪な環境で作られてたものだったーという例があるようです(ほんとかどうか分からないけど)。
だから友だちは「高いけど日本製のを買う!」って言ってました。
昨日シャープが自社製マスクを売り出したところ注文が殺到してサーバダウンしたけど、ああいう高いマスクでも今は需要があります。
布製のアベノマスクや紙マスクだって洗えば何度も使えるけど、洗うのはめんどくさい、洗って使うのはどうしても嫌だ、布製は使いたくないという人もいます。
そういう人はいくら高くてもメルカリなどで買うしかありません。
反対に、仕事はテレワークで完結できるし、買い物もネットスーパーでOK、たまの外出は気晴らし程度の散歩だけという層はそこまで感染対策に神経質にならなくていいし、お金もかからない(はず)。
そんなこんなで、現場仕事をしないといけない(かつ予防意識が高い)人は感染予防対策にすごくお金がかかるんだなと思いました。
貧しい人ほど感染リスクが高く、感染を避けるためにもお金がかかるなんて皮肉ですよね。
アメリカでは黒人の人口比率は30%くらいなのに新型コロナの死亡比率は70%という市(州?)もあるとかで、貧しい層(黒人)ほど厳しい影響を受けてます。
災害や不景気で底辺層ほど直撃を受けるのって、悲しいけど現実の世界で繰り返し起きてることです。
ところで、働かなきゃいけないけど感染が怖いという時、オンラインで完結する技術を持ってる人は強いですね。
イラストが描ける、プログラミングを教えられる、そういったスキルがある人はweb上のスキルマーケット「ココナラ」 とかに登録して副業として稼いでるかもしれません。
わたしも以前ココナラにイラスト発注(ツイッターのアイコン作成)をお願いしたことがあります。
安くて質のよい作品を作ってもらえて、こういう技術がある人はいいなあと思いました。
プログラミングとか勉強しておけばよかった⋯
小学生のお子さんがいる人はこういう機会に、オンライン学習を体験させてみるのもいいかもしれませんね!
うちも小学生がいれば、サイバーエージェントが運営する小学生向けプログラミングスクールTech Kids School【テックキッズスクール】 とかやらせてみたい。
うちの子ども(もう高校生だけど)はこういったものに全く関心を示さないので残念です>_<
新型コロナのような感染症リスクを考えると、今後ますます「在宅でできる仕事」の価値が上がっていくでしょう。
自分の子どももぜひそういう職種を選んでほしいなーって思うようになりました。