「4月の自殺者数が約20%減少」というニュースを見て衝撃を受けました。
先月の全国の自殺者数が前の年に比べおよそ20%減ったことが、厚生労働省などのまとめでわかりました。
厚労省などによりますと、先月の全国の自殺者数は前の年の同じ月に比べ359人少ない1455人で、19.8%減ったことがわかりました。少なくとも最近5年間では最も大きな減少幅だということです。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、家族ら同居する人が外出せず家にいることや、職場や学校に行く機会が減り、悩むことが少なかったことなどが要因とみられています。
このニュースでも「職場や学校に行く機会が減り、悩むことが少なかったことなどが要因」と指摘されてるように、新コロで休校になったり出社しなくてよくなった人が増えたのが一番の理由だと思いました。
逆にこれまで、学校や会社へ行くのを苦にしてる人がこんなに多かったんだ⋯
コロナで学校や会社に行かなくてもいいというお墨付きをもらった、学校でいじめられてる子どもたちや会社になじめない人たちにとったら、今は天国のような期間であるに違いありません。
このニュースを見て、「経済を早く回さないと自殺者が急増するぞ!」と言ってた人たちはどう思ったんだろう?とふと思ってしまった。
唖然としてるんじゃないかな。
新コロにまさかこんな「ご利益」があるとは⋯
自粛要請は重症化リスクの高い人たちを守るとともに、意図せず「(精神的に)弱い人」まで助けていたとも言えるのかもしれませんね。
これを機に「何が何でもリアルに集合して対面で何かをしなければならない」っていう状況を変えてほしい。
世はリモート化、自動化、オンライン化の時代ですよ。
ともあれ、何かと考えさせられる統計結果でした。