努力の方向を間違えがちな人って生きてくのに苦労するなーと思うことがあります。
それは「お金に困った時」によく現れるのかもしれません。
(わたしの方向性が合ってるかはともかく⋯)しばらく前からポツポツ書いてる「お金に困ってる人」を見ててほんとそう思いました。
何度もネタにしてすいませんて感じだけど、「ああ、こういうふうに生きてると貧困になるんだ⋯」という学びが大きかったし、このブログを読んでる人にも伝えたいんですよね。
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このお金に困ってる人を仮にAさんとしましょう。
低収入の割に高めの家賃を払い、1人暮らしの割に多めの食費、雑費を使い続ける生活で(要するにメタボ家計)、貯金はゼロ。
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そんな状態である日突然、大病してしまった⋯
おりてくる保険金を上回る請求額が来た場合、皆さんなら手術・入院費用はどうしますか?
Aさんの解決策は「友だちに借りる」「カードローンを(さらに)借りる」なんです。
返済できる見込みもない(と思われます)状況で友だちに借りたら友人関係終わりじゃんて思うし、カードローンなんてもう無謀としか言いようがありません。
でも、Aさんは自分なりに一所懸命考えてこの方法しかないと思ってるんです。
ここがね、感覚の違いなんでしょう。
努力の方向性が間違ってるよと言ったんだけど、伝わらないんですよね。
わたしなら、
- 病院のソーシャルワーカーに相談する
- 手術・入院費用を分割払いにしてもらっても生活を続けるのが難しそうなら市役所に相談する(生活保護)
- 生活保護が無理なら、社会福祉協議会に小口資金の融資をお願いする
あたりの手続きを踏むでしょう。
最終的にはAさんはソーシャルワーカーさんにいろいろ教えてもらい、市役所や社協に相談に行ったみたいで、ちょっとホッとしてます。
公的機関と繋がる機会を持てず、あくまで自分で何とかしようとすれば、Aさんの未来には破滅しかないはず。
ていうか、家計的にはすでに終わってるけど⋯
ここまで追い詰められないとどうにかできない人もいるんだなあと経過を冷静に観察してしまいました。
- 社会保障制度は「申請主義」なので、自分から動かなければ何もサービスが受けられないこと
- 憲法で「国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」が保障されてること(なので、国民が貧困生活に陥らないように建前だけだとしても何かしらの行政サービスは用意されてる)
格差社会を生き抜くために、ここらへんの大原則は抑えときたいですね。
(一応、学校で習ってるはずだけど実際の生活で生かせるかどうかは別問題)
わが家も人ごとではないかもしれません。
なので(特に困ってはないけど)時折、行政で受けられるサービスをチェックするようにしてます。
イメージに過ぎないけど、こういう仕組みや社会を生き抜く知恵ってお金に困ってない人ほど知ってて、お金に困ってる人ほど知らないのよね⋯
困窮生活に陥りそうな人がいたらぜひ教えてあげてください。
ともあれ、努力ってしてもいいけど、くれぐれも方向性を間違えないようにしたいねという話でした。
まあAさんも、そもそもお金ダダ漏れの生活をやめて少しずつ貯金なり投資なりをしてればこんな切羽詰まった状況にならなかったわけで⋯
「どうにもならない状態」になるまで長い年月が過ぎてたんですよね。
同じ年月をかけるならSBI証券でTポイント投資をするなり、よりよい方向に進んでいきたいものです。
今はスマホで1円から余ったTポイントで投資ができるいい時代なんですよね。