先日「寒い家」って怖いなあとしみじみ思うことがありました。
それは特に冷えた日の晩のことでした。
夕飯の片付けをした後で足も冷え切ってたんですよ。
その後、お風呂に入るため脱衣室に行きました。
わが家の脱衣室は石油ファンヒーターで暖めてます(ドアを開け放って、ついでにお風呂場も)。
小さめの機種のせいか14℃くらいにしかならないけど、そんなに寒くありません。
ただ、お湯の温度が問題でした。
その日は湯温がちょっと熱めだったんですよね(自動設定のじゃなく、昔ながらの水とお湯の蛇口をひねって自分で調整するタイプ)。
でも寒い日だったから、これくらい熱くなきゃねと思って我慢して入っちゃいました。
そしてしばらくしたら⋯
なんか心臓が苦しくなってきたんです。
息苦しいというか。
動悸がする感覚に近いかもしれません。
おかしいなと思いつつ、それでもそのまま入り続け温まってから出ました。
入浴後も変わらず少し息苦しく、心臓が少し張ったような感じがありました。
がんばって10km走った後みたいな。
それは眠る時まで続き、ちょっと怖かったのは朝起きてからもまだ心臓が張ったような感じが続いてたことです。
どうしちゃったんだろう⋯
それでふと思い当たったのはこれが俗にいうお風呂場での(軽めの)「ヒートショック」だったのでは?ということです。
心筋梗塞とまではいかないけど、心臓に過度な負荷がかかった状態になったんでしょう。
そう言えば、熱いお湯につかったとたん心臓がドキドキし始めました 汗
血圧がかなり上がったのかもしれません。
改めて、温度差って危険なんだなって思いました。
その後、冬場の「寒い家」について恐ろしい記事を発見。
「冬季の居間室温が低い家と比べて、5度暖かくなることで脳年齢が10歳若く保てるのです。
当然認知症の発症も遅くなるでしょう。
寒い家では室温の変化が激しい。
それによって血管の拡張収縮が繰り返されて動脈硬化が進行しやすく、脳が早く劣化してしまうと考えられます。」
「18度未満の寒い家」は脳を壊し、寿命を縮める 最新研究でわかった室内温度リスク | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
「5度暖かくなることで脳年齢が10歳若く保てる」。
この違いは大きいですねえ。
逆に言うと、いくら血糖値や中性脂肪値を気をつけてても、寒い家に住んでるだけで10歳も20歳も脳年齢が老化してしまうってことです。
ヒートショックで致命的な症状(脳梗塞とか)が出るとまでいかなくても、屋内の(気温差のある)移動や入浴で血管の拡張収縮が繰り返されて日々血管を傷めてしまう。
体は体温を保とうとして血圧を上げたり下げたりして健気にがんばってくれてるわけなんだけど、これは血管にはとっても負担になってるってことですね。
暖かい部屋(とはいえ12℃ぐらいだけど 笑)から寒い廊下に出た時なんか、血圧が上がって「脳が縮む感じ」がたしかにするわ。
ヒートショックって、「ヒートショック=お風呂場」のイメージが強くて、脱衣室・お風呂場の暖房は心がてたけど、要するに気温差がいけなくて入浴時だけの問題じゃないんだよね。
じゃあ、対策は?というと、「部屋の気温差をなるべく作らない」しかありません。
まあ、それができりゃ苦労しませんて話だけど 笑
- 断熱材の入ってない家は断熱工事をする(壁や床、天井に断熱材を入れてもらう)
- ガラス1枚、アルミサッシの窓だったら、二重ガラスや樹脂サッシの窓に変える。内窓を付ける。
などの対策が必要でしょう。
これが本質的な対策なんだけど、賃貸に暮らす人を含め今すぐにはできない家が多いに違いありません。
わが家もそうです。
だけど、できることからやらねば。
対症療法だけど、
- 気温差に合わせた服装をする
ことを徹底することにしました。
具体的には、例年冬になるとユニクロのボア付きパーカーを着てるんだけど、廊下に出る時は必ずフードをかぶることにしました。
以前は、その都度フードをかぶるのがめんどくさくてついそのまま廊下に出たり暖かい部屋に戻ったりを繰り返した結果、頭痛がしたことがあったんですよ。
それが今年はありません。
寒さ、気温差から頭をある程度は守れてるってことでしょう。
UNIQLO ボアスウェットフルジップパーカ(長袖)
¥2,990
↑ わが家の冬場の命綱 笑 あったかいし着心地もいいです。
夜寝てる時も頭部が冷えることがあるから(わが家は朝方の室温は0℃くらい)、スキー用の帽子をかぶって寝ることにします。
健康寿命を少しでも伸ばすために、暖房してる部屋から一歩外はもう「屋外」、これくらいの防寒意識を持って過ごさないとね。
しかし、見た目ボロいのは我慢できるとしても、いつ地震で倒壊するかわからないし、寒さで健康寿命が縮んでるであろう家に暮らすのはほんとに考えもの。
「あったかくて丈夫な家」に暮らすことをまじめに考えないといけません。