ググったところ、石油給湯器を最も安く交換する方法は、
- 本体をネットで購入
- 工事だけ請け負ってくれる職人さんを見つける
のがいいそうです。
実際この方法でやってみて、かなり費用を抑えて設置できました。
先月のことだけど、わが家の石油給湯器がいきなり壊れました。
まだまだ水が冷たいこの時期に「お湯なし生活」10日間を過ごしたのはつらかったです。
機種を選び、設置までの段取りをするのはなかなか大変だったけど、先日ついに職人さんに新しい給湯器を設置してもらうことができました。
ああでもないこうでもないと迷いつつも何とか安く取り付けることができたので、その経過をだらだらと書いてみようと思います。
そもそもだけど、わが家の給湯器はとにかく古かった。
いつ壊れてもおかしくないと分かってはいたんですよね。
まあ取り外すまでは30年以上も経ってるとは思わなかったけど。
この春に新しいものに変えようとしていた矢先で、「そろそろ変えないとなー」と給湯器を眺めてた翌週に動かなくなりました笑
「あ、交換されちゃう?! こんなにがんばってるのに。⋯働くのやーめた」と言わんばかりに。
機械は人間の思惑を察知する機能を持ってるのかもしれません。
ともかく、予定が早まって急に交換することになってだいぶ焦りました。
給湯器がないとお風呂に入れませんもんね。
この点、お風呂は近くにあるだんなさんの実家を頼ることができたので、腰を落ち着けてじっくり対策を練ることことができました。
まあそれでも風呂は何とかなったけど、まだ気温は冬なので水で手を洗うのがつらかったです⋯
ガスなし生活を送ってるセミリタイア界の猛者たちの偉大さを改めて感じました 笑
皿洗いは食洗機に放り込めばいいからその点は救われました。
食洗機があってほんとよかった。
それにしたってふだん買うことのないものを買うのって、どうしたらいいかわかりませんよね。
なのでたいていの人はいろいろ調べる時間がないこともあって、すぐさま工務店などに一式お願いすることになるでしょう。
でもネットでざっと調べた限り、これがけっこうするんですよ⋯
機種や燃料種別(石油なのかガスなのか電気なのか)にもよるけど工事費込み数十万といったところ。
楽天市場でも探してみたけど、希望の機種で工事費込みだと25万はかかりそうでした。
うちの予算は工事費込み15万なのだが、無謀なんだろうか?
と思いつつもそれでも調べ続けると、
- 本体をネットで購入
- 工事だけ請け負ってくれる職人さんを見つける
のが最安値とありました。
これでやってみるしかない。
幸い、職人さんの当てはあります。
どこまで安くできるかわからないけど、予算上これでいくしかありません 笑
それじゃあとまずは機種選びから始めたんだけど、これが思ったより難航しまして。
星の数ほどもある種類がある給湯器、その違いが分かりづらく、型番がちょっと違っただけで取り付け不可!なんてことになりかねない商品なのです。
なので、機種選びの段階から職人さんにアドバイスをもらいながら選んだ方がいいです。
わが家の希望はそんな多機能なのじゃなくて、
- 自動でお湯を張ってくれて、
- 追い炊きができれば、
それでいい(「オート機能」と言います)。
さらに性能が高い「フルオート機能」(本体価格が少し高くなる)までは要りません。
で、できれば、
- 「高効率型」と呼ばれる省エネタイプなら、
維持費が安くなるだろうから、さらによし。
といった条件で選びました。
(結果的に省エネタイプは選ばなかったけど)
機種を選ぶ際には「設置場所」も決めないといけないんだけど、これはこれまで使っていた場所にそのままつけると余計な工事費がかかりません。
(屋外だったのを屋内型にすると、煙突工事が必要になったりする)
なので、これまでと同様に、
- 屋外、据え置き型
- 燃料は石油
の中から選ぶことに。
都市ガスは来てない地域だし、電気を利用する「エコキュート」は予算の関係上、最初から選択肢にありませんでした(いつか新築したら設置したい)。
ここまでさらっと書いてきたけど、全くのしろうとがこれらの条件を頭の中で整理できるようになるまでに実際はものすごーく時間がかかってます 笑
まあ以上の条件を「価格.com」に入力して値段と相談しながらいくつかの機種を選び出して比較し⋯
最終的に選んだのがこちら。
ノーリツの直圧式、オート、4万キロ、屋外据え置き型の石油給湯器です。
ふー、やっと機種が決まった⋯
これであとは一番安いショップで発注するだけだわー
でもね、このあとも、
- この給湯器をどのサイトで買うのが一番お得なのか?(→楽天のポイントアップ日に注文できなかったので、住宅設備屋さんのサイトで買うのが一番安かった)
- リモコンはどれを選べばいいのか?(ノーリツのサイトでカタログを調べ、さらにオペレーターさんに念のため確認した)
といった作業がまだ延々と続いたんですよ 笑
( ( )内には最終的にどうしたか?を書いてます)
いったい何時間費やしたんだろう。
これは⋯勤め人はとてもやってられません。
給湯器が届く日の時間帯は受け取りのために家にいなきゃいけないし。
多少高くてもいいから専門業者さんや工務店に一式頼むべきでしょう。
さてさて、膨大な時間と気力を注ぎ込んで取り組んだ結果はどうだったか?
ずばり、工事費込み16万5,000円で設置できましたー
ほぼ予算内!
内訳は、
- 本体代 ノーリツ OTQ-4704SAY 116,800
- リモコン代 RC-J101マルチセット(T) 17,800
- 職人さんへの支払い 30,000(作業時間8:30〜15:00、処分費用と凍結防止帯などの部材費用込み)
です。
本体とリモコンは住宅設備機器のオンラインショップ「水彩.com」さんで購入しました。
店名で一瞬戸惑うけど、画材屋さんではありません 笑
ポイントがたくさん付く日に楽天市場で買った方がトータルでは安かったかもしれません。
でも、ポイントバックで実質いくらになるとかより、最初から安い値段で売ってくれるこちらの店の方がシンプルでわかりやすくてよかったです。
10日間の間、あーでもないこーでもないと調べまくっていろいろわかったことを箇条書きにして書き出してみると、
- 石油給湯器はノーリツ、長府製作所、コロナの3社でほぼ独占状態になってる
- 設置場所(屋内なのか屋外なのか)、設置方法(据え置きなのか壁掛けなのか)で型番が異なるので注意が必要
- 同じ機種でも従来型と高効率型がある
- ガスタイプの高効率型は「エコジョーズ」、石油タイプのは「エコフィール」、電気タイプのは「エコキュート」と言う
- 高効率型は維持費が安くなるけど、本体価格が従来型より高いので、そこまでトータルのコスパはよくない(環境にはいいので予算の余裕がある人は省エネ型を買ってください!)
- ちゃんと設計、防錆加工されてるので「屋内型に比べ屋外型は風雨で傷みやすい」ということはない
- 設置場所を屋外から屋内にすると煙突が必要になるので工事費が増える
- ネットで買う場合、設置工事に必要な部材(配管だとか)は付属してない
- リモコンも別売の場合がある
- で、部材とかリモコンがそれぞれけっこうなお値段がする
メーカーのサイトって詳しく書いてはあるんだけど、しろうとには「で?」となることが多くてどれを買ったらいいのか判断の決め手になりにかったです。
その点、設備屋さんが書いたこちらのブログがわかりやすく、基本的な知識を得ることができました。
鈴木さん、ありがとう!
給湯器のお湯張り機能「フルオートとオートの違い」 | すずき設備が徹底解説
そして、何も買わずにごめんなさい。
ともあれ、やっとお湯の出る生活に戻れてそのありがたみが身に沁みてる今日この頃なのでした。
さらに以前の給湯器より性能がアップして、追い焚き機能のおかげで最後に入っても熱々のお風呂に入れることや、スイッチ1つでお湯を張ってくれる便利さにいちいち感激中 笑
30年間の進化はすごい。
まあ、そのうち慣れちゃうんだろうけど⋯
「風雨がしのげる家があり、暖かい寝床で眠れ、水とお湯が使える」生活は幸せなことだなあ。