すごく大雑把な主張でアレだけど、野菜をどっさり食べてれば、まあ健康上の問題はあまり出ないでしょう。
特に色の濃い野菜、緑黄色野菜ですね。
それはみんなわかってる。
それじゃあ、なんで食べないのか?
野菜不足の現状については→関連:野菜をけっこう食べてるつもりだったけど、全然足りてなかった - そう言われればそうかも。
それは、
- 下ごしらえに手間がかかる
- 調理に時間がかかる
- 一見すると値段が高く感じる
という3つの理由からだと思います。
特に1番目の「下ごしらえに手間がかかる」は、最初から切り身になってる肉や魚と比べると明らかに不利でしょう。
野菜って基本、丸のまま売られてるから、まず洗って(洗わずに食べたっていいけど)、ものによってはピーラーで皮をむいて、それから包丁やまな板を用意して切らなきゃいけなくて(葉物野菜はキッチンバサミでかなり代用できるけど)、考えただけでめんどくさいですよね。
肉や魚ならそのままフライパンに入れられるのに。
店員さんに「これ作りたいんだけど」ってレシピを手渡したら、その場で必要な野菜を必要なだけカットして渡してくれるサービスができたらいいのになー
スーパーやコンビニさん、やってくれませんかね。
すでにスーパーにはいろんな種類のがミックスされたカット野菜とか冷凍野菜が売られてるけど、作りたい料理にちょうどいい組み合わせじゃなかったり、特に冷凍野菜は味がいまいちだったりする。
それから、カット野菜はとっても割高だから気兼ねなく買うというわけにはいきません。
そんなわけで今のところ、わたしが夢見てるのは家庭用の「全自動野菜カッター」の登場です。
今だってフードプロセッサーっていうもんがあるじゃんといわれるかもしれません。
でも逆説的だけど、あれを使いこなせる人はたとえフードプロセッサーがなくても野菜料理を作るのがおっくうじゃない人なんです。
考えてもみてください。
しまい込んでるフードプロセッサーを取り出し、電源コードを差し、手ごろな大きさにカットした野菜を入れ、使い終わったら部品をばらして洗い、乾いたらまたしまう。
フードプロセッサーを出しっぱなしにできるスペースがあるか、一挙に大量に作るかじゃなきゃ、ちょっとみじん切りが欲しいとかだけだったら、こんなことめんどくさくて一々やってられません。
「買ったはいいけどしまいっぱなし調理家電ランキング」というものがあったら、第2位確定です(第1位はホームベーカリーという予想)。
わが家はそうです 笑
欲しいのはこんな原始的なのじゃなくて、もっとずーっと自動化されたやつでして。
調理スペースそばの壁に据え付けて、ニンジンでも玉ねぎでもなんでも放り込んで「千切り」とか「ちょっと粗めのみじん切り」とかって声で指示したら、ガーッと刻まれた野菜が出てくる。
それでもって、水栓から直接水を引き込んである「自動洗浄機能付き」で、カットが終わって「洗う」ボタンをピッてすれば内部を自動で洗ってくれて、手で洗わなくてもOK。
夢見てるのはこんな機械なんです。
食品工場はこういう仕組みでやってるはずだから、だれか家庭用のも開発してくれないかなあ。
あ、お値段は3万円以下でお願いします 笑
家電の開発者ってきっとほぼ男性で料理をしない(やってもたまーに「男の料理」的なものだと思う)から、こういう需要があるとは気づかないでしょう。
(あくまで想像だけど)
こういう下ごしらえ用の家電が普及したら、たとえ一人暮らしだって料理に野菜を使うハードルはぐっと下がると思うんだけどな。
こんなにいろいろ文明が進歩してるのに、いまだに包丁なんていう石器時代から使ってるような道具でその都度野菜を切らなきゃいけないのは納得いかないんですよね。
早く、「前は家で料理する時は野菜を人間が包丁で切ってたんだよ」という時代になってほしいものです。